株式会社アミタ持続可能経済研究所

持続研通信 ~ 夏至号 08.06.25 ~  Vol.64

持続研通信 ~ 夏至号 08.06.25 ~  Vol.64

++ 目次 ++

 ●「森林再生待ったなし」 (大石卓史)

 ●持続研の動き 

 ★お知らせ
  : 環境CSRプロデューサー養成講座 開催

 ★スタッフ雑記

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 ●「森林再生待ったなし」 
       (アミタ持続研 自然産業部 上級研究員 大石卓史)
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「森林再生の機会と危機が混在する10年を迎える」
 最近このようなことをよく耳にします。
 
 エネルギー革命によって山村の生活と経済が劇的に変化した
 1960年代。官民をあげての拡大造林により、全国各地で
 スギ・ヒノキなどの人工林の植林が一気に進みました。
 
 それから約50年が経ち、それらの人工林の多くが当時想定された
 収穫期を迎えています。しかしながら、1980年代以降の
 木材価格低迷を受け、人の目は森林から離れ、結果として、
 多くの人工林では間伐などの手入れが十分になされてこなかった
 現状があります。このことは水源涵養や土砂災害防止などの
 多面的機能の衰退にもつながります。
 
 また、1960年に20歳だった人は、2010年には70歳に。
 日本の林業がこれまで培ってきた人材や技術は、
 今まさに急速に失われつつあります。
 これから危機の10年が始まるかもしれません。
 
「おじいさんが植えた木を、孫が使う。孫はその孫のため
  に木を植えて、森を育てながら、木を使っていく...」
 かつては当たり前だった、このような山村における営みを、
 もう一度取り戻すことはできるのでしょうか。
 
 このような問題意識をもち、次世代を担う地域の若手が
 中心となってチャレンジを開始した、ベンチャースピリットに
 あふれる会社があります。
 
 森林の管理から、製材・加工、製品のデザイン・製作・販売までを
 一貫して手がけるユニークなモデルで、持続可能な森林づくり、
 無垢材の製品の提供、環境教育などを実施。
 設立から2年が経過し、さらに新たな仲間が集いつつあります。
 
「日本の森林を取り巻く課題、無垢の木のもつ暖かみ、
  優しい手触り、心地よい薫り、そして、笑顔。そういったものを届けたい」
 
 日本の原風景・ふるさと、と呼べる地域の環境を守りつつ、
 無垢材を活用し、ひとつひとつの物語をつむぎ、提供するのがその強み。
 今後の活動に是非とも注目ください。
 
 木の里工房 木薫(もっくん)
 http://www.mokkun.co.jp/

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 ●持続研の動き
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―― コンペ ――

 ・「ストローベイルハウス建築様式を用いた工房」コンペティション
    ~ 新しい価値を創出するものづくりを目指して ~
  学生を対象に、デザインコンペを開催します。ストローベイル
 (ワラのブロック)を用いて建設する、ものづくりを体験できる工房です。
  詳細情報・参加申込はこちら ↓
  http://www.amita-net.co.jp/company/monozukuri.html

―― 雑誌・書籍 ――

・「思いやりはお金に換算できる!?」
    (有路主席研究員)[講談社+α新書] (6月19日発売)

・「稲作農家の挑戦を生きものが評価
「たかしま生きもの田んぼ」プロジェクト」
    (持続研・制作協力)     [広報たかしま 6月1日号]

―― 講演 ――

 ・「『研究員』という職業について」(大石上級研究員)
  [6/13 京都大学大学院地球環境学舎 就職説明会 於:京都大学]


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 ★お知らせ
  : 環境CSRプロデューサー養成講座 開催
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 ―― 環境CSRプロデューサー養成講座開催 ――

  『環境CSR基礎講座』 6/26、9/26 (東京開催)
  『環境CSRプロデューサー養成講座』 7/4、10/3  (東京開催)

  詳細情報・参加申込はこちら ↓
  http://www.amita-net.co.jp/seminar/seminar01.html


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 ★スタッフ雑記
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  6月中旬、当社本社のある九段周辺の道路や商店の軒に「山王祭り」
 の提燈が並びました。赤坂にある日枝神社の例祭であり、大田道灌が
 江戸城の守護神として、川越の山王宮を勧請して以来、五百年余り
 続く祭りです。
  5月の初夏の風の下、下町の熱気溢れる神田祭とは対称的に、
 梅雨空の下、赤坂や番町界隈のオフィス街を江戸の街の歴史を塗り
 重ねながら神輿が進む山王祭り。
  国や地域を越え疾走する人々の巨大な営みと、歴史の変革期を
 乗り越えながら受け継がれてきた人々の細々とした営み。
 両者のコントラストの境に、大きな時代の流れの変化を透かし見た
 気がしました。 

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 アミタ株式会社 持続可能経済研究所
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 持続研通信 編集スタッフ: 永光・西原・田中
  お問い合わせ - jizokuken@amita-net.co.jp
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 Tel: 03-5215-8255(代表) Fax: 03-5215-3040

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