株式会社アミタ持続可能経済研究所

持続研通信 ~ 小暑号 08.07.09 ~  Vol.65

持続研通信 ~ 小暑号 08.07.09 ~  Vol.65

++ 目次 ++

 ●「『離島の再生』第一歩」
       (アミタ持続研 自然産業部 主任研究員 千田良仁)

 ●持続研の動き 

 ★お知らせ
  : 環境CSRプロデューサー養成講座 開催
  :「ストローベイルハウス建築様式を用いた工房」コンペ
  :「林業塾2008」
  : 岡山県 西粟倉村 就業者募集

 ★スタッフ雑記

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 ●「『離島の再生』第一歩」 
      (アミタ持続研 自然産業部 主任研究員 千田良仁)
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 現在私は「離島再生」をテーマに活動しています。
 離島には海、山、森、川がコンパクトにまとまった豊かな自然資
 本(natural capital)があり、一つとして同じでない島独特の
 固有の文化という社会関係資本(social capital)が残っています。
 訪れた島に魅力を感じてリピーターとなる人は少なくないと思い
 ます。それはこれらの資本やその関係性が、その人の心の琴線に
 ふれるからなのでしょう。

 一方で、その離島のほとんどが、過疎と高齢化による経済活動の
 低迷、コミュニティ機能の低下、財政難などの問題を抱えていま
 す。先日訪れた島で、ガソリン価格が250円だと聞いて驚きました。
 最近の原油高騰のあおりをもっとも受けているのも離島なのです。

 どうすれば離島は再生するか?
 私が注目しているのが漁協です。
 なぜなら、島で漁業者を支え、水産資源の管理を行う組織が漁協
 であり、漁協は漁業を持続可能なものにし、地域の経済基盤を確
 立する上で必要不可欠な組織だからです。

 たとえば、伊豆諸島のある島。
 漁協は構造的な赤字体質であり、漁業者は燃油の高騰、水揚げの
 減少で苦しんでいます。漁業者も漁協も苦しい中、漁業者自らが
 漁協再建計画を策定し、漁協職員と一丸となって経営改善に
 取り組み始めました。
 これまで漁協職員の仕事であった水揚げの作業を漁師が手伝うなど、
 漁師と漁協の新たなつきあい方が始まっています。

 たとえば、瀬戸内海のある島。
 高齢化が進み漁業者は減る一方です。そこで、漁協の組合長が中心
 となってこれからの島の漁業のあり方について漁業者と話し合いを
 行い、「魚を獲ることだけでなく豊かな海を守ることも漁業者の
 役割である。」とするビジョンをまとめました。
 漁業者は「海のゆりかご」といわれるアマモ場を増やすため、
 アマモの種や苗を海に植えています。
 これまでになかった漁師と海とのつきあい方が始まりました。

 紹介した漁協の取り組みは、ほんの小さな一歩ですが、そんな小さ
 な一歩の連続が、やがて大きなうねりを伴い変革を引き起こしてい
 くのだと思います。

 「人と自然の悪循環を好循環に変えていく。」
 これが持続研のミッションです。


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 ●持続研の動き
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―― 講演 ――

 ・「持続可能なくらしを手に入れる方法
~環境を守っておいしく楽しい生活へ~」(有路主席研究員)
  生活クラブ生活協同組合・千葉 スタッフ・消費委員研修
  [7/4 於:船橋市民文化創造館(きららホール)]

 ・「ニュージーランドの家畜衛生対策 ~牛の衛生を中心に~」
  (千田主任研究員)
    ※千田英一氏(日本獣医生命科学大学)、
     山下秀之氏(広島県獣医師会)との共同発表
   [7/5 第68回日本家畜衛生学会 個別報告 於:麻布大学]

―― 雑誌・書籍 ――

 ・「稲作農家の挑戦を生きものが評価
        「たかしま生きもの田んぼ」プロジェクト」
    (持続研・制作協力)     [広報たかしま 6月1日号]
  http://www.city.takashima.shiga.jp/www/contents/1212727060994/files/2.pdf
  http://www.city.takashima.shiga.jp/www/contents/1212727060994/files/3.pdf
  http://www.city.takashima.shiga.jp/www/contents/1212727060994/files/6.pdf
  (前号より再掲載:参考URL追記)  

―― Web ――

・「名水紀行 夏の京都を涼しく旅する『京都』」
                 (本多主任研究員 = 多田実)
   [クリンスイクラブ2008夏号 Vol.32 三菱レイヨン]
  http://www.cleansui-club.co.jp/web/vol32/travel/index.html


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 ★お知らせ
  : 環境CSRプロデューサー養成講座 開催
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 『環境CSR基礎講座』 9/26   (東京開催)
 『環境CSRプロデューサー養成講座』 10/3   (東京開催)

  詳細情報・参加申込はこちら ↓
  http://www.amita-oshiete.jp/seminar/

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 ★お知らせ
  :「ストローベイルハウス建築様式を用いた工房」コンペ
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  ~ 新しい価値を創出するものづくりを目指して ~
  学生を対象に、デザインコンペを開催します。ストローベイル
  (ワラのブロック)を用いて建設する、ものづくりを体験でき
  る工房です。
  
エントリー締め切り:7/25

  詳細情報・参加申込はこちら ↓
  http://www.amita-net.co.jp/company/monozukuri.html

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 ★お知らせ
  : 林業塾2008 開催
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  「これからの林業経営」の担い手になっていきたいと考えてい
  る方を対象に、座学とフィールドを通して学べるプログラム。
  (当所長 牧が講師として参加しております。)
  
  [2008/8/27~8/31
        於:三重県紀北町海山区・三重県多気郡大台町]

  詳細情報・参加申込はこちら ↓
  http://www.re-forest.com/

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 ★お知らせ
  :岡山県 西粟倉村 就業者募集
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  豊かな原生林の茂る西粟倉村で、村の自然(原生林・四季)と
  人(温厚で親しみやすい)を活用した地域産業の振興に一緒に
  取り組んでみたい方を募集しています。
  (西粟倉村雇用対策協議会主催)
  
  [2008/7/12,13,26 説明会開催  於:神戸、大阪、西粟倉]

  詳細情報・参加申込・お問合せはこちら ↓
  http://www.nishi-koyou.jp/


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 ★スタッフ雑記
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 7月7日、七夕の日。短冊に願いを込めて笹の葉につるす。

 七夕の起源は古く、中国の「乞巧奠」という技芸の上達を願う祭事
 から伝わり、江戸時代になると五節供の一つとされました。将軍家
 で行われた七夕では、城中に二本の笹のついた竹を立て、五色の糸
 を張りわたし、色紙、短冊、梶の葉に自作の歌や和歌を書いてつる
 し、学芸・書道上達の願いを込めたそうです。

 人々のささやかな願いが束になり、形になり、受け継がれ、伝統に
 なる。オフィスからの帰り道、願いを込めた短冊がいっぱいにつる
 された笹竹を眺めながら、現代を生きる人々の確かな営みを感じま
 した。(田中)
 
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 アミタ株式会社 持続可能経済研究所
 http://www.amita-net.co.jp/aise/
 持続研通信 編集スタッフ: 永光・西原・田中・島津
  お問い合わせ - jizokuken@amita-net.co.jp
 〒102-0075
 東京都千代田区三番町28番地
 Tel: 03-5215-8255(代表) Fax: 03-5215-3040

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