株式会社アミタ持続可能経済研究所

持続研通信 ~ 立秋・処暑合併号 08.08.27 ~ Vol.67

持続研通信 ~ 立秋・処暑合併号 08.08.27 ~ Vol.67

++ 目次 ++  ●「経済分析への姿勢」(有路昌彦)  ●持続研の動き   ★お知らせ   : 環境CSR基礎講座 開催   : カンパニープログラム説明会 開催   : セミナー「信頼できる紙の選択~森林認証の役割と意義」     開催  ★スタッフ雑記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ――――――――――――――――――――――――――――――  ●「経済分析への姿勢」            (アミタ持続研 自然産業部 部長 有路昌彦) ――――――――――――――――――――――――――――――    持続研自然産業部の主要業務に、経済分析をおこなう研究事業が  あります。経済分析の主な目的は2つあり、「今を説明すること」  と「これからを予測すること」です。  「今を説明すること」とは、現在起きている事柄がどのような  要因と構造によって発生しているのかを明らかにすることです。  たとえば、今なぜ穀類価格が高騰しているのかということを明ら  かにするようなことです。  一方、「これからを予測すること」とは、「その構造において  要因が変化した場合どのような変化が生じるのか」ということが  まずひとつあり、もうひとつは「その構造が変化した場合どのよ  うな変化が生じるのか」ということになります。  まず「今を説明すること」に関しては、かなりの精度でアプロー  チができます。それは、経済学とは人間行動学であり、人がどの  ような条件のもとどのようにしたいと感じるのか、ということを  集積したものであり、その玉突き現象をとらえるものだからです。  ただし「これからを予測すること」となると、かなり扱い方が変  わってきます。よく「経済学は未来を予測できない」という人が  いますが、それはある一面正しく、ある一面間違っています。  なぜなら経済学が予測できるのは、ある条件の下での期待値だか  らなのです。  たとえば、「このままこの山村を放置していたら、何年後に産業  も成り立たなくなり村が消える」ということは見えてきます。  だから何をしないといけないのかはわかってきます。  しかし、これから未来を創るという視点で今後どのように変わっ  ていくかを予測するのは、実は最小値はわかりますが最大値はわか  りにくいものです。最小値とは既存の方法の組み合わせならどこま  でできるかがわかるという意味であり、最大値とはそこで生まれた  新しいものがさらに生み出す効果を含めたものであり、やる意志を  もった人が一歩一歩これから作り上げるものであって、過去の延長  線上にないからなのです。  ですから、まず私たち経済分析を行う人間は、妥協のない深い分析  を行って今を説明し未来のための処方箋を書きます。  しかしここでの予測は、未来の可能性の最小値なのです。  ゆえに私たちは、予測していたよりもよりよい未来になることを  希望し、地域の人たちが頑張ろうとする無限の可能性を肯定し、  そして支援するのです。  だからこそ、プロとして分析に妥協はなく、  未来を創ることには人として熱く取り組んでいます。 ――――――――――――――――――――――――――――――  ●持続研の動き ――――――――――――――――――――――――――――――  ―― 委員会 ――  ・農村計画学会 第14期 事業企画委員会(第1回)   (大石上級研究員)[8/12 於:京都大学]  ―― 講座 ――    ・「林業塾2008」   [8/27~31 於:三重県紀北町海山区・三重県多気郡大台町]   詳細情報はこちら ↓   http://www.re-forest.com/  ―― 新聞・雑誌 ――  ・「『エコ経済学』の新発想を紹介」   書籍「思いやりはお金に換算できる!?」の紹介   (有路主席研究員)[7/30 環境新聞 12面 環境図書館欄]  ・「京底連の認証 1ヶ月以内に MSC」   京都府機船底曳網漁業連合会(京底連)が1ヶ月以内にMSC漁業   管理認証取得の見通し。アミタは専門家として審査に参加。   [8/21 日刊みなと新聞 1面]  ・「『森林酪農』が森林と地域の再生に貢献」   森林再生と地域循環のモデルとして、森林酪農の意義と京丹後   の事例を紹介 (地域デザイン部部長 佐藤博之)   『日経グローカル』8/18日発行 No.106 P46~49   [日経 産業地域研究所]  ―― web ――  ・「牛耕も復活!豊作祈願の『たかしま生きもの田んぼ』」   「たかしま生きもの田んぼ」レポート第5弾   無農薬栽培に取り組む農家の苦労や生き物との共生策などを紹介   (本多主任研究員 = 多田実) [air BE-PAL 第1905号]   詳細情報はこちら ↓   http://www.airbepal.com/bn/10509172356200/1216728236.html   (本文中のアンダーライン箇所をクリックすると関連情報や    関連写真の解説にリンクします。)   ――――――――――――――――――――――――――――――  ★お知らせ   : 環境CSR基礎講座 ――――――――――――――――――――――――――――――  環境をテーマにして仕事をする人にとって、  自然の循環や人と環境の関わりについて深く理解することは、  実効性のある活動をする上で必須です。  実際に企業のCSR活動を企画・実施している、持続研所長の牧が  環境CSRプロデューサーとしての経験を生かして、  活動を企画・実施するための基礎知識や具体的な事例について  分かりやすく解説します。    『環境CSR基礎講座』  9/26(金) (東京開催)  詳細情報・参加申込はこちら ↓  http://www.amita-oshiete.jp/seminar/program/000079.shtml?080827j ――――――――――――――――――――――――――――――  ★お知らせ   : カンパニープログラム説明会 開催 ――――――――――――――――――――――――――――――  カンパニープログラムとは、社会人、学生関わらず  アミタの理念に共感された方々(カンパニー)と共に  社会課題解決のためのプロジェクトを 企画、実行させる取り組み  です。  カンパニープログラムに関するイベントは、今後継続していきます。  少しでも多くのカンパニーとの出会いを、私たちは待ち望んでいま  す。  現在は、アミタが関わる地域再生の現場で、仕事を共にし、  先駆者の取り組みを実際に見て、聞いて、  直接体感できるワークキャンプを受付けております。  興味がある!知りたい!と思っても、なかなか機会がない、  地域再生の現場体験。  これを機に、一歩を踏み出してみませんか?  詳細情報・参加申込はこちら ↓  http://www.amita-net.co.jp/company/program.html  カンパニープログラムに関してのお問い合わせは、  company@amita-net.co.jp    カンパニープログラム担当者宛でお願いいたします。 ――――――――――――――――――――――――――――――  ★お知らせ   : セミナー「信頼できる紙の選択~森林認証の役割と意義」     開催 (財団法人 地球・人間環境フォーラム主催) ――――――――――――――――――――――――――――――  森林認証制度の現状について、有識者、紙の利用者など、様々な  立場から現状を捉え、また今後の紙の使い方について考えるセミ  ナーです。  その中で、弊社ソリューション事業部認証課の伊沢が森林認証の  審査について講演を行います。    セミナー「信頼できる紙の選択~森林認証の役割と意義」   日時: 9/3(水) 14:00~17:00   場所: JICA地球ひろば講堂   主催: (財)地球・人間環境フォーラム  詳細情報・参加申込はこちら ↓  http://www.gef.or.jp/activity/economy/sustainable/kami.html ――――――――――――――――――――――――――――――  ★スタッフ雑記 ――――――――――――――――――――――――――――――  夏休みも残り数日、小中学生は宿題の山に追われている時期かも  しれません。私の出身、和歌山の伊太祁曽神社では「夏越の祓  (なごしのはらい)」を旧暦に合わせて7月30日に行っています。  私の夏休みの思い出はたいてい、茅輪祭(ちのわまつり)に始まり、  宿題の山に終わりました。  この伊太祁曽神社、木の神様を祀る神社として林業関係者の信仰  を集めています。祭神の五十猛命(いたけるのみこと)は須佐之男  命(すさのおのみこと)の子で、日本中に木を植えて回り、森を作  った神様です。  一方、神様ではない、人が木を植えてきた山林は、植栽後も手入  れが欠かせません。今日、間伐手遅れ林が増え、林業従事者の減  少、高齢化が進んでいます。この先10年、手を拱いて放置してい  ると、林業の再生には、再び「神業」をもってする外なくなって  しまうのかもしれません。(西原) ――――――――――――――――――――――――――――――  アミタ株式会社 持続可能経済研究所  http://www.amita-net.co.jp/aise/  持続研通信 編集スタッフ: 西原・田中・島津   お問い合わせ - jizokuken@amita-net.co.jp  〒102-0075  東京都千代田区三番町28番地  Tel: 03-5215-8255(代表) Fax: 03-5215-3040 ――――――――――――――――――――――――――――――  Copyright (c) 2008 AMITA CORPORATION All Rights Reserved. ――――――――――――――――――――――――――――――
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