―・―目次―・―
●コラム:「生物多様性保全-農山漁村の新たなテーマ」
(主任研究員 田村典江)
●持続研の動き(6月~7月)
●お知らせ
:アミタ持続研ウェブサイト、リニューアルしました!
:廃棄物管理関連のセミナー (予約受付中!)
★スタッフ雑記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
――――――――――――――――――――――――――――――
●「生物多様性保全-農山漁村の新たなテーマ」
(主任研究員 田村典江)
――――――――――――――――――――――――――――――
2010年に愛知県で生物多様性条約COP10が開催されることもあり、
生物多様性保全が環境保全のキーワードとして、にわかに脚光を
浴びつつあります。農山漁村もその例外ではありません。しかし
農林水産業にとって生物多様性保全とは、他の産業とは異なる問題が
あります。
高温多湿なモンスーン気候の日本において、農林水産業の現場とは
「"有用な生物"を効率的に生産・獲得するために、圧倒的な勢いで
はびこる"無用な生物"を撃退する」という闘いの場でした。
農村では絶え間ない草刈りや草抜き、山村では絡みつく蔓の切り払い
や藪払い、そして漁村では、藻場が航行の障害になると厄介者扱い
されてきました。
そのような中、化学農薬やコンクリート護岸は、そうした厄介者との
闘いから開放してくれる救世主として現れたのです。しかし今、そう
した近代的な恩恵を得る手段が、多様な生物たちの姿を失わせた「一因」
だったと指摘されています。様々な生きものと、種間の関係性、それら
をとりまく環境までもを守るという生物多様性保全の考え方は、理屈
では判っても心情的には受け入れにくいとする従事者の方々の意見も、
無理のないものと思われます。
でも、確かに「雑多な生きもの」がいない山や海は面白くないという
声や、自分が働く現場にどんな生きものがいるのか知りたいという
意見をうかがう機会も増えてきました。なかには、生きものと共生する
農業(林業、漁業)のあり方がわからないので教えて欲しいという方も
おられます。
農林水産業も経済活動である以上、効率性を求める姿勢が否定される
べきではありません。しかし、多様な自然環境に立脚する産業だから
こそ、多様なビジネスのかたちが成立しうるはずだと思います。
たくさんの生きものと共生しながら、従事者にも極端な負荷がかからず、
産物の価値が経済的にきちんと評価されるような関係。そうしたつな
がりをつくるために、生産者と消費者をとりまくネットワークを築い
たり、どこかの経験をうまく応用したりしながら、一緒に挑戦していき
ませんか。
――――――――――――――――――――――――――――――
●持続研の動き(6月~7月)
――――――――――――――――――――――――――――――
―― 学会発表 ――
・「生きものブランド米の現状と今後の展望
-取組状況の把握と流通事業者の評価を中心に-」
(大石上級研究員)
[6/21 2009年度日本フードシステム学会大会 於:東京海洋大学]
・「新興伝染病発生と家畜衛生への影響①」
(千田上級研究員)
※千田英一氏(日本獣医生命科学大学)との共同発表
[7/4 第70回日本家畜衛生学会 個別報告 於:麻布大学]
―― 講師派遣 ――
・「『田んぼの生きもの』を探してみよう」
(本多主任研究員)
[6/10 於:今津北小学校(滋賀県高島市)]
※本多主任研究員が今津北小学校5年生に対し、高島の田園地帯の
生物多様性の特色を紹介するとともに、慣行農法、有機農法、
休耕田ビオトープの3タイプの水田において定量的に生物を調査する
手法について紹介しました。
―― 雑誌連載 ――
・「廃棄物処理法Q&A 第25回 処理委託先が不法投棄
排出事業者に罰則はあるの?」
(堀口室長:環境リスクアドバイザリー室)
『日経エコロジー』 2009年7月号 [日経BP社]
―― 写真提供 ――
・「特集 とっておきの滋賀 たかしま生きもの田んぼ米」
『Shiga-TOKU Vol.2』 2009年5月号 [シガ得編集室]
・NEWS ZER◎
(日本テレビ系全国放送) 2009年6月3日(水)放映分
・特別番組「Touch!eco 今、私達にできること。」
(日本テレビ系全国放送) 2009年6月7日(日)放映分
(※いずれも、たかしま生きもの田んぼプロジェクトの紹介時に
アミタ持続研が写真を提供)
――――――――――――――――――――――――――――――
●お知らせ
:アミタ持続研ウェブサイト、リニューアルしました!
――――――――――――――――――――――――――――――
この度、アミタ持続研ウェブサイトをリニューアルオープンしました。
これまでのデザインを一新し、活動実績を紹介するページを設定、
充実した内容で、これまでそしてこれからのアミタ持続研の動きを
よりわかりやすくお届けします!
皆様からのお問い合わせにもすぐに対応できるよう、問い合わせ窓口
も新しく設置しました。是非一度アクセスして下さい。
新しいURLはこちら↓
http://www.aise.jp/
――――――――――――――――――――――――――――――
●お知らせ
:アミタ持続研・環境リスクアドバイザリー室・室長
堀口昌澄による廃棄物管理関連のセミナーのお知らせ
――――――――――――――――――――――――――――――
■廃棄物リスクと廃棄物管理のポイント
[サイエンス&テクノロジー主催講習会]
【日時】
・2009年7月24日(金) 10:30~16:30
【場所】
・東京・大田区蒲田 大田区産業プラザ(PiO) 6F D会議室
【参加費用】
・47,250円(税込)
お申し込みなど詳細はこちら↓
http://www.science-t.com/seminar/A090725.htm
■廃棄物管理の法と実務セミナー【現地確認編】東京開催
【日時】
・2009年9月4日(金) 10:00~16:30
【場所】
・アミタ持続研東京本社
【参加費用】
・42,000円(税込)※ 昼食/お茶付
お申し込みなど詳細はこちら↓
http://www.amita-oshiete.jp/seminar/program/000245.shtml
――――――――――――――――――――――――――――――
★スタッフ雑記
――――――――――――――――――――――――――――――
夏を待つ7月です。少し涼しくなった夕方、夜風と共に漂ってくる
香りがあります。
昼間にも咲いているはずのその花は、なぜか不思議と夜になると
存在感を増してきます。白い花びらが、夜の暗闇に映えるからで
しょうか。夏を待つこの瞬間、私たちに涼やかなひと時を届けて
くれる「梔子(クチナシ)」の花。花言葉は「幸福者」です。
(小林)
――――――――――――――――――――――――――――――
株式会社 アミタ持続可能経済研究所
http://www.aise.jp/ (←URLが変更になりました)
持続研通信 編集スタッフ: 渡邉・青木・小林
お問い合わせ - jizokuken@aise.jp
〒602-8024
京都市上京区室町通丸太町上る大門町253
Tel: 075-255-4526(代表) Fax: 075-255-4527
――――――――――――――――――――――――――――――
(c) 2009 AMITA Institute for Sustainable Economies Co.,Ltd.
――――――――――――――――――――――――――――――








