―・―目次―・―
●コラム:「狩人たちが贈る"旬の夏シカ"」(中尾研究員)
●持続研の動き(8月~9月)
●お知らせ:林野庁の補助事業において、助成金交付対象の
3事業体を選定
:廃棄物管理関連のセミナー (予約受付中!)
★スタッフ雑記
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●「狩人たちが贈る"旬の夏シカ"」(中尾研究員)
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ジビエといえば冬をイメージされる方も多いでしょうが、
暑さ残る9月の長月号で、今が「旬」のジビエ(夏シカ肉)を
ご紹介したいと思います。
「シカ肉が本当に旨いのは夏から秋。青々とした草をたくさん
食べた夏のシカは旨い。食べ物が乏しい猟期(冬)のシカは、
身が痩せて味が無い。」とは、とあるベテラン猟師から聞いた話。
半信半疑で夏のシカ肉を食べ、その美味しさに驚いたことを覚えています。
私と夏シカ肉との出会いは、シカの食害に悩むある地域の方々
から相談を受けたことがきっかけでした。行政と猟友会が連携して
駆除活動を進めるものの、殺したシカは山に埋めるばかり。
「被害が軽減されない」「駆除にかかる公費負担が重い」
「駆除の担い手が足りない」などが問題でした。
そうした中、シカ肉を活用し、個体数の抑制と地域の
特産づくりができないか、との声があがってきました。
シカ肉は脂肪分が少なく健康にもよいジビエ食材として注目が
高まりつつある一方、処理方法が適切でないシカ肉を食べた
経験から「臭い」「クセがある」と敬遠する人も少なくありません。
検討を進める中で、地元猟友会が中心となった高品質のシカ肉の
生産と活用促進プロジェクトが始まりました。
食肉店や料理店の力を借りつつ取組を進めること約2年。
狩猟・解体・熟成の技術開発で夏シカ肉の味に磨きをかけ、
食肉として扱うシカの選別基準を作り、自信をもって提供できる
肉ができました。現在は猟師自身による販路開拓活動が進められ、
地元の観光施設やレストランとの取引が始まり、
東京にも販路ができつつあります。
シカ肉の利活用を進める上では、一地域、一猟友会だけでは
対応できない課題も多くあります。野生生物保全の観点からみた
適正捕獲数の設定やモニタリング、食肉加工における
衛生管理指針の策定、猟師の後継者確保などです。
これらの課題解決に挑戦しつつ、シカの食肉加工施設の設置に
乗り出す地域も増えてきています。シカを単に駆除対象と
するのではなく、農山村の暮らしを守りながら多様な地域資源の
一つとして活用する、共生の道が見つかるはずだと思います。
「わしらは好きで駆除をしている訳ではない。シカと真剣勝負をして、
命をいただいている。その肉を最高の状態で届けることが、
シカの命を活かしきること。」
シカの解体を見学しながら聞かせて頂いた言葉が大変印象に
残っています。シカとの共生を模索する農山村の生き様を、
旬のジビエとともに伝えたい、というようにも聞こえました。
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●持続研の動き(8月~9月)
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―― 講演 ――
・「生きものと共生する田んぼづくり」(本多主任研究員)
[8/30 「2009 列島縦断 生きものを育む有機稲作関西地区現地研修会」
主催:NPO法人 民間稲作研究所ほか 於:福井県越前市]
※生きものと共生する田んぼづくりをテーマに、
たかしま有機農法研究会の会員農家と共に、本多主任研究員が報告
―― 新聞・雑誌 ――
・「廃棄物処理法Q&A 第27回 行政に相談する際は何に
気を付けるべき?」
(堀口室長:環境リスクアドバイザリー室)
『日経エコロジー』 2009年9月号 [日経BP社]
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●お知らせ
:「森林整備広域連携促進対策事業」において
助成金交付対象の3事業体を決定!
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6月4日の臨時号でもお伝えしましたが、アミタ持続研では地域の
森林整備の促進を目的とした「森林整備広域連携促進対策事業」
において、事業に取り組む支援対象団体を募集してきました。
その結果、8月7日に3事業体が決定。いよいよ事業が開始されます!
※事業開始にあたってのプレスリリースはこちら↓
http://www.aise.jp/publicity/2009/08/post_2.html
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●お知らせ
:アミタ持続研・環境リスクアドバイザリー室・室長
堀口昌澄による廃棄物管理関連のセミナーのお知らせ
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■廃棄物管理の法と実務セミナー【現地確認編】大阪開催
【日時】
・2009年9月18日(金) 10:00~16:30
【場所】
・アミタ(株)西日本営業所
【参加費用】
・42,000円(税込)※ 昼食/お茶付
お申し込みなど詳細はこちら↓
http://www.amita-oshiete.jp/seminar/program/000249.shtml
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★スタッフ雑記
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ひらりひらりと優雅に川底の藻を食みながら、一夏を謳歌した鮎が、
その身を錆び色に変えて、そろそろ川上から落ちてくる頃です。
産卵のために下流に下ってくる鮎は「落ち鮎」と呼ばれ、
この時期を狙って落ち鮎漁もあちこちの川で行われます。
ある川では、川の中に笹をたてて、そこで留められる鮎を投網で
獲っているのですが、ぽつぽつと立てられ始めた笹を見て、
ああ、そんな時期か、と気づいたりします。
生まれた鮎の仔は、すぐに海にくだり、
次の春にはまた川に上ってきます。
毎年毎年、人間の営みと自然のリズムが重なって生まれる季節の風物詩。
私たちが守りたいものも、そういった関係性なのだと思います。
(渡邉)
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株式会社 アミタ持続可能経済研究所
http://www.aise.jp/
持続研通信 編集スタッフ: 渡邉・青木・小林
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