株式会社アミタ持続可能経済研究所

持続研通信 ~ 09.10.05 ~ No.9 神無月号

持続研通信 ~ 09.10.05 ~ No.9 神無月号

―・―目次―・―

 ●コラム:「マグロの明日」(伊沢上級研究員)
       
 ●持続研の動き(9月~10月)

 ●お知らせ:島根県吉賀町で地域活性化の担い手を募集します!

 ★スタッフ雑記

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 ●「マグロの明日」(伊沢上級研究員)
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 大西洋クロマグロをワシントン条約によって規制し、
 国際取引を禁止しようという動きが活発化しています。
 大西洋クロマグロの多くは、地中海の国々のまき網船が生捕り
 した後に、生簀で数ヶ月餌を与えて養殖(蓄養)されています。
 十分太らせて脂身(トロ)が豊富になった段階で主に日本に
 出荷され、すしや刺し身の人気食材となります。

 そもそもワシントン条約とは、絶滅のおそれがある野生動植物の
 国際取引を規制する条約で、漁獲そのものを規制するものでは
 ありません。
 一方で、マグロの漁獲枠については世界の5つの海域ごとに
 設立された国際的な管理機関が基準量を設定するなどしており、
 大西洋クロマグロは「ICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)」が
 漁獲枠を設定しています。

 実は、1992年にもスウェーデンが大西洋クロマグロをワシントン条約で
 規制すべきとの提案をしましたが、ICCATによる管理を強化することで
 当時は決着し、提案は撤回されました。
 今回あらためて国際取引禁止の動きが高まっている背景には、
 ICCATによる資源管理が十分でないという指摘があります。

 ICCATは、これまでにICCATの科学委員会が持続可能な漁獲量として
 勧告している量を超えて漁獲枠を設定してきました。
 さらに、実際にはICCATが設定した漁獲枠をも上回る漁獲量が報告されて
 おり、資源状態が危機的な状況にあると環境NGOが問題視しています。

 目の前にある食材について、遠くの海で起こっていることを知るのは
 大変難しいことですが、いつまでも水産資源を食べ続けられるように
 するためには、私たちの食のあり方を見直すべき時が来ているのかも
 しれません。

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 ●持続研の動き(9月~10月)
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  ――学会発表――

 ・「沿岸環境保全主体としての漁業協同組合の現状と課題」
   (田村主任研究員)
   [9/27 環境経済・政策学会2009年大会 於:千葉大学]

 ―― 寄稿 ――

 ・特別寄稿「都市周辺地域における薪の生産・販売の現状と今後の展望
   -京都府周辺を事例として-」
   (井戸田研究員、中尾研究員)[『杣径』No.14,2009年9月]

 ―― 新聞・雑誌 ――

 ・「廃棄物処理法Q&A 第28回」ゼロエミッションの質を
   向上させるには?
  (堀口室長:環境リスクアドバイザリー室)
  『日経エコロジー』 2009年10月号 [日経BP社]

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  ●お知らせ
  :島根県吉賀町で地域活性化の担い手を募集します!
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 アミタ持続研では、島根県吉賀町から「地域おこし協力隊」における
 地域と人材のコーディネート事業の委託を受けました。
 これを受け、「地域おこし協力隊員」の募集をしています。

 本事業に採用された方には、吉賀町非常勤嘱託職員として、
 平成23年3月31日までの間、地域活動支援等に従事して頂きます。
 
 ご興味のある皆様からのエントリーをお待ちしております。
 (皆様の周囲の方々にもご案内頂ければ幸いです。)

 ■エントリー締め切り:2009年10月9日(金)
 (※応募状況により変更することがあります。)

 ■事業の概要
 【期間】
  ・2009年10月~2011年3月末

 【待遇】
  ・報償費15.8万円/月

 【応募資格】
  ・現在、三大都市圏または地方都市に住民票があり、
   吉賀町に住民票を移し生活できること
   (※地方都市からの応募については個別に審査します。)
  ・普通運転免許を取得していること

   詳細および応募方法はこちら↓
   http://www.aise.jp/publicity/2009/09/post_4.html

   「地域おこし協力隊」事業概要はこちら↓
   http://www.soumu.go.jp/main_content/000015720.pdf

   ※吉賀町は島根県西部に位置する、清流「高津川」源流のまちです。
    農林水産省の有機農業モデルタウンにも選定されており、
    自然と共生した田舎暮らしが満喫できる美しい地域です。

 【お問合せ】
  株式会社アミタ持続可能経済研究所
  「地域おこし協力隊員」窓口:蝦名・藤田
  TEL:03-5215-8266  FAX:03-5215-8505
  E-Mail:info-inaka@amita-net.co.jp

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 ★スタッフ雑記
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 秋の夜長に鈴虫が鳴く季節になりました。
 どこからか聞こえる季節外れの風鈴が、しまい忘れた夏の名残を
 思わせます。
 
 太陽が照りつける暑い夏が終わると、物悲しさすら覚える涼しい
 秋がやってくる―。
 毎年必ず巡ってくる季節の変わり目に、綿々と続く自然の営みの
 力強さを教えられます。
  
 少々のことでは崩れないダイナミックな営みの循環は、自然産業の
 持続可能性を追求する我々にとって、とても心強い道標のような
 気がしてなりません。
 高くなった空の下で、黄金色に輝く稲穂とその上を飛び交うトンボを
 見ながら、そんなことを思いました。
 (小林)
 
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   http://www.aise.jp/
   持続研通信 編集スタッフ: 渡邉・青木・小林
   お問い合わせ - jizokuken@aise.jp
   〒602-8024
   京都市上京区室町通丸太町上る大門町253
   Tel: 075-255-4526(代表) Fax: 075-255-4527 ――――――――――――――――――――――――――――――
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