―・―目次―・―
●コラム:「クロマグロ禁輸騒動の顛末と持続可能な養殖に向けて」
(上級研究員:伊沢あらた)
●持続研の動き(3月~4月)
●お知らせ: アミタ持続研が書籍を出版しました!(3/24)
★スタッフ雑記
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●「クロマグロ禁輸騒動の顛末と持続可能な養殖に向けて」
(上級研究員:伊沢あらた)
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ワシントン条約締約国会議において大西洋のクロマグロの
国際取引を原則禁止する規制案が否決されたことが、
大々的に報道されました。養殖向けに大量漁獲され、
日本へ輸出されてきた大西洋クロマグロの流通禁止は、
ひとまず回避されることになりました。
一方、報道される機会はまだ僅かですが、持続可能な形で
営まれている養殖業を認証しようという動きも活発化しています。
養殖業の認証制度は海外では既に動き出しているものもいくつか
ありますが、いずれも各国の国内での養殖業を認証の対象とし、
自国内での流通を前提としていることが特徴です。
国際的な流通も視野に入れた認証制度においても、エビやサケなど、
特定の魚種に特化しているのが現状です。
生産と流通が自国内で完結している場合や、特定の魚種のみが
生産・流通しているのであれば、それで十分かもしれません。
しかし、日本のように数多くの魚種を輸入・消費している国での
普及を考えるうえでは、国際認証であると共に、色々な魚種に
汎用性のある制度が必要です。
水産資源を漁獲する漁業の国際認証には
MSC(Marine Stewardship Council、海洋管理協議会)の認証制度が
あります。既に海外からの認証製品も大手スーパーなどで流通
しており、国内での漁業認証の事例もあります。
この認証制度の養殖版ともいえるのが、発足に向けて準備中の
ASC(Aquaculture Stewardship Council)です。2012年の制度
スタートを目標に、様々な魚種の認証規格が策定されています。
この規格作りの特徴は、多くの利害関係者による公開議論などの
プロセスを経て合意形成を進める点にあります。
実際に作られている規格をみてみると、その対象はエビ、サケ、
マス、二枚貝、アワビ、テラピア、ブリ・カンパチ・スギ類、
ナマズ類と、日本で馴染み深い魚種もあまり馴染みのない魚種も
混在し、文字通り多種多様です。一方で、マグロなど主に日本で
食べられる魚種は一部に限られていることに気づきます。
これは、このASCの規格策定のプロセスに日本の関係者が
ほとんど参加していないことに起因しています。
言葉の壁や予算の問題などが大きな障壁になっていると
思われますが、水産業を持続可能な形で維持してゆくためにも、
日本が強いイニシアティブをとってゆくことが
ますます重要になっていくと思われます。
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●持続研の動き(3月~4月)
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―― 講演 ――
・「高島有機農業推進協議会 活動報告
~3つの安心を目指して ~」(大石卓史上級研究員)
[3/14 第2回 有機農業推進地域連携会議in東海
於:名城大学名城ホール]
・「経済学的視点からみた生態系サービス」(大石卓史上級研究員)
[3/26 平成22年度日本水産学会春季大会シンポジウム
「魚介類生産の場としての浅海域の生態系サービス」
於:日本大学生物資源科学部]
・「養殖水産物の認証制度」(有路昌彦取締役)
[3/30 平成22年度日本水産学会春季大会シンポジウム
「クロマグロ養殖業-技術開発と事業展開・展望-」
於:日本大学生物資源科学部]
※近畿大学准教授としての講演
・「保存料使用減による経済損失保存料に対する情報提供が
消費行動に与える影響」(高原淳志主任研究員)
[3/30 日本農芸化学会 2010年度大会シンポジウム
「食品の微生物制御:保存料等食品添加物の研究の最前線」
於:東京大学駒場キャンパス]
―― 学会発表 ――
・「選択型コンジョイント分析を用いた東京湾の多面的機能評価」
(千田良仁上級研究員)
※草処基氏(京都大学)、玉置泰司氏(中央水研)との共同発表
[3/27 平成22年度日本水産学会春季大会 於:日本大学生物資源科学部]
―― 新聞・雑誌 ――
・「持続的漁業 次の宿題 日本の資源管理 世界が注視」
[3/19 朝日新聞]
※水産資源の管理制度の必要性について、
伊沢あらた上級研究員によるコメントが掲載されています。
・「生きものが共存-田んぼは「命のゆりかご」」
[3/31 産経新聞]
(※滋賀県高島市の「たかしま生きもの田んぼ」の取組みに
ついて、本多清主任研究員のコメントが掲載されました。
あわせて、アミタ持続研が関連写真の提供を行っています。)
・「廃棄物処理法Q&A 第34回」
新任担当者の教育で外せないポイントは?
(堀口昌澄室長:環境リスクアドバイザリー室)
『日経エコロジー』 2010年4月号 [日経BP社]
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●お知らせ
:アミタ持続研、『地域ビジネス起業の教科書
~地域で働きたい人がはじめに読む本~』を出版しました!
(3/24)
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アミタ持続研は、2009年より、農林水産省「田舎で働き隊!」事業
(農村活性化人材育成派遣支援モデル事業)において、
事業プロデュースのノウハウやネットワークを活かし、
都市部の人材と地域のマッチングを行う地域コーディネーターとして、
農山漁村の活性化に取り組んできました。
このたびアミタ持続研は、地域コーディネーターとして蓄積した
知見をまとめ、地域で働くための入門書、
『地域ビジネス起業の教科書~地域で働きたい人がはじめに読む本』
を3月24日(水)に出版いたしました。
本書は、農山漁村での起業や暮らしを始めるための単なるハウツー本
ではなく、実際に地域に入って地域の人々とともに事業創出を手がけ
てきたアミタ持続研だからこそ提供できる、地域でビジネスを生み出す
ための方法やヒントを詳しく紹介しています。
本書を通じて、地域で働きたいと考える都会の人々に対し、
都会に生活する人ならではのアイデアやネットワークを活かして
地域で働くためのノウハウを提供し、都市農村交流による
農山漁村の活性化にさらに貢献したいと考えています。
■本書の概要
[書 名]『地域ビジネス起業の教科書
~地域で働きたい人がはじめに読む本~』
[著 者] アミタ持続可能経済研究所
[発行元] (株)幻冬舎メディアコンサルティング
[定 価] 1,260円(税込)
[サイズ] 四六版、並製、208ページ
■目次
STEP1 知っておきたい!地方と都会の現実
STEP2 今持っているスキルが地方で活かせる!
STEP3 「地方×都会」で生まれる新たなビジネス
STEP4 地域ビジネス実現への5つのポイント
STEP5 押えておきたい地域と人をつなぐ組織の存在
■特徴
・地域コーディネート事業を手がけてきたアミタ持続研ならでは
の幅広いネットワークを駆使し、日本全国50を越える
地域再生事業のノウハウを整理し、体系化。
・「田舎で働き隊!」参加者など、初めて地域でビジネスに
踏み出した人の事例や体験談を豊富に紹介しており、
地域で働いた経験がない人の目線で分かりやすく解説。
・都会にあるものと地域にあるものを結び付け、
新たな地域ビジネスを生み出す発想方法を学ぶことが可能。
・地域で働きたいと考える人と地域をマッチングする
「地域コーディネーター」の役割と意義を紹介し、
その活用方法や自分自身が地域コーディネーターとしての役割を
担う上で必要な知見を提供。
・読者が実際に地域ビジネスへと踏み出すための具体的な手法を紹介。
■購読対象
・地域活性化に興味がある方
・地域で働きたい、起業したいと考えている方
・地域にいて、都会の人材を受入れたいと考えている方 など
【お申し込み方法】
ご購入はこちらから↓
http://www.aise.jp/books/index.html
【お問い合せ】
本書に関するお問い合わせ、地域コーディネート事業に関する
お問い合わせはこちらまで↓
株式会社アミタ持続可能経済研究所
地域活性化支援室
TEL: 03-5215-8266 FAX: 03-5215-8505
E-Mail: info-inaka@amita-net.co.jp
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★スタッフ雑記
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先日、知り合いの農家さんから大きなシイタケを頂きました。
農家さんの裏山の日陰に置いてある、ほだ木からのもぎたてです。
「フライパンでマヨネーズ焼きにするとおいしいよ」と、
レシピを教えてもらい、香りのよい春シイタケを早速頂きました。
これは私もぜひマイほだ木でシイタケ栽培を!と思いましたが、
ほだ木に菌を打ってから、少なくとも1年半は待たなければ
シイタケは出てこないとのこと。
自然の恵みを頂くのにはやはり忍耐が必要だよなあと、
あと一つ残ったシイタケとにらめっこしています。
(渡邉)
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株式会社 アミタ持続可能経済研究所
http://www.aise.jp/
持続研通信 編集スタッフ: 渡邉薫・小林由紀
お問い合わせ - jizokuken@aise.jp
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京都市上京区室町通丸太町上る大門町253
Tel: 075-255-4526(代表) Fax: 075-255-4527 ――――――――――――――――――――――――――――――
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