―・―目次―・―
●「娑婆(しゃば)にあぐんだら古川へ...」(主任研究員:本多清)
●持続研の動き(2010年12月~2011年1月)
●お知らせ:本多主任研究員の連載、名水紀行がWebにアップされました!
~『クリンスイクラブ Vol.42』
:伊豆大島漁協主催直売イベント『海の直売所』開催!!(2/13・2/20)
★スタッフ雑記
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●「娑婆(しゃば)にあぐんだら古川へ...」(主任研究員:本多清)
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例年にない大雪続きで、屋根の雪下ろしに苦労する
雪国の人々の姿が毎日のように報じられています。
世界遺産の白川郷など、有数の豪雪地帯を要する飛騨地方では
降ろした雪で街中の路地が埋まり、二階から出入りする有り様。
温暖化傾向の昨今はともかく、昔は毎年そんな状態だったようです。
そんな雪深い飛騨地方の門前町、古川には昔から
「娑婆にあぐんだら古川においで」という言葉が伝えられています。
「世間の暮らしに疲れたら、身も心も癒しに古川へいらっしゃい」
と旅人を招く意味と、「都会で食い詰めても人情で食べていける
から故郷に帰っておいで」という意味合いがあるそうです。
「ああ野麦峠」の哀話で知られる女工たちのふるさとが、
ここ古川。周囲の山村から集まった娘たちが、野麦峠を
越えて信州の紡績工場の奉公に旅立っていきました。
1年間の奉公を終え、無事に帰ってきた娘たちを迎えたのが
親鸞聖人の命日にちなむ「三寺参り」の行事。300年余の
歴史を伝え、今も毎年1月15日に行なわれています。
お参り姿の娘たちを嫁取り目当ての若い衆が品定めしていた
由来から、いつしか縁結びの行事にもなっていきました。
この行事に欠かせないのが、古川特産の和ろうそく。
風に強く、屋外の燈台に置かれても立ち消えることなく、
明々と周囲を照らし続けます。
ハゼの実から採れる蝋の和ろうそくは火が長持ちし、
煤も少ないことから、今でも仏前や能舞台、茶の席などで
重宝されています。菜種油の行灯(あんどん)より数倍明るく、
携帯可能な和ろうそくは、昔はとても貴重品だったそうです。
芯は和紙で巻かれた中空構造なので、芯の中で対流した空気が
炎をゆらがせ、風もない部屋の中でひとりでに炎が弾んだり
踊るような仕草を見せるのも和ろうそく独特の魅力。
眺めていると、不思議に癒される気がしてきます。
洋ろうそくの普及に伴い、和ろうそくの生産は激減し、
今や「風前の灯」の状態。その洋ろうそくでさえ、
たまにケーキに灯すぐらいしか用途はないのが
現代人の暮らしの実情です。
日々の食事も、必要な栄養素を取るだけなら輸入食物
のみで賄えますし、安価で合理的ともいえるでしょう。
でも、食材が育まれた地域や環境の物語、そして生産者の
思いと共に恵みをいただく豊かさは得られにくいと思います。
人情の街、古川で細々と命脈をつなぐ和ろうそくの灯は、
失われつつある豊かさに気がつくことの大切さを、そっと
教えてくれるような気がしました。
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●持続研の動き(2010年12月~2011年1月)
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―― Web ――
・名水紀行 「古川~高山~白川郷(岐阜県)」
(本多主任研究員 = 多田実)
『クリンスイクラブ Vol.42』 [三菱レイヨン]
http://www.cleansui.com/club/web/travel/hida/index.html
―― 新聞・雑誌 ――
・「たかしま有機農法研究会
―米穀店と連携 販路拡大栽培基準徹底 農薬・化学肥料不使用―」
(米穀新聞 1/20)
・「月刊雑魚釣りニュース
―京都鴨川に老若男女が大集合 漁協が雑魚で川おこし!―」
(本多清:事業企画室 リーダー)
『BE-PAL』 2011年2月号[小学館]
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●お知らせ
:本多主任研究員の連載、名水紀行がWebにアップされました!
~『クリンスイクラブ』 Vol.42
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お待たせしました!本多主任研究員=多田実による人気連載
クリンスイクラブの名水紀行が、Webにアップされました。
連載42回目となる今回は雪の飛騨路からの紀行です。
「積もる雪ですね、音もなくさらさらと降るのは。
大きなボタ雪だと、そんなに積もらないんですが」
飛騨の門前町・古川で昼食に入った食堂の女将さんが語った。
ここ数年、雪が少なかった飛騨の郷に、
久しぶりの本格的な雪が降りしきっている。
記事全文はこちら↓
http://www.cleansui.com/club/web/travel/hida/index.html
※クリンスイクラブは、三菱レイヨン(株)浄水器クリンスイの
ユーザー向けWeb会報誌です。
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●お知らせ
:伊豆大島漁協主催直売イベント『海の直売所』開催!!(2/13・2/20)
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アミタ持続研が企画・運営に参加する伊豆大島漁協主催直売イベント、
『海の直売所』が椿祭り期間中の2/13(日)、20(日)に
伊豆大島岡田港にて開催されます。
直売所では、伊豆大島漁協自慢の貝やイセエビなど新鮮な海の幸を直売。
あわせて旬の農産物も販売します。漁協女性部によるイセエビのみそ汁など
あったかメニューもご用意してお待ちしています。
椿咲き誇る早春の伊豆大島にぜひお越しください。
※詳細は大島観光協会HPをご参照ください↓
http://www.izu-oshima.or.jp/
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★スタッフ雑記
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寒さが一区切りを迎える「寒の明け」を迎えました。
梅の花も咲き始め、立春も過ぎ、周りに「春」を
思わせる言葉が聞こえはじめる2月7日です。
とは言ってみるものの、里には春の訪れよりも、
真っ白な雪と、その合間に見える真っ赤な南天の実が魅せる
鮮やかなコントラストの方が目立ちます。
「ごりっ」。何層にも積もった雪をスコップでかいて
手ごたえを感じる瞬間。
寒さにちじこまったように口をつぼんだふきのとうです。
ざくっと切って、ほのかな春の香りを載せたお味噌汁が
食卓に上ります。
外には、春一番かとおもいきや冬の寒風が通り過ぎ・・・
一足早く春を感じたい、寒さに飽きた人々の、はやる気持が
「春」を思わせる表現や言葉を生み出したのではないか、
外に降る雪と、春を誘う2月の季語。両者が混在するこの時期、
ついそんなことを思います。
確かに垣間見える春の訪れに遊ばれながら、あと少し、
冬とのお付き合いを楽しもうか、そんな2月の始まりです。
(小林由紀)
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株式会社 アミタ持続可能経済研究所
http://www.aise.jp/
持続研通信 編集スタッフ : 小林由紀・久米悦子
お問い合わせ - jizokuken@aise.jp
〒602-8024
京都市上京区室町通丸太町上る大門町253
Tel: 075-255-4526(代表) Fax: 075-255-4527 ――――――――――――――――――――――――――――――
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