株式会社アミタ持続可能経済研究所

持続研通信 ~ 11.03.07 ~ No.26 弥生号

持続研通信 ~ 11.03.07 ~ No.26 弥生号


―・―目次―・―

 ●「明珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)」
   (上級研究員 千田良仁)

 ●持続研の動き(2011年1月~2011年2月)

  ●お知らせ:「生きものと地域を育む農業セミナー」開催(3/13)

 ★スタッフ雑記

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 ●「明珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)」
   (上級研究員 千田良仁)
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 地域の経済が疲弊しているとはいえ、地域には、
 地域固有の自然や景観、歴史、伝統文化、特産品、人材などの
 豊かな資源が存在しています。

 これらの地域資源を地域はどのように捉えているのでしょうか。
 内閣府の調査(全国で941自治体が回答)によれば、
 このような地域資源のうち、
  「自然環境・景観、生物・生態系」では37.8%、
  「歴史遺産、伝統文化、お祭」で32.6%、
  「特産品(食べ物)、伝統料理」で20.3%が、
 全国に誇れる「一級といえるものがある」と答えている一方で、
  地域資源が地域活性化にうまく生かされていないため、
 活用方法や環境整備が急務だと考えている市町村も
 4割にのぼっています。
 また、「活かすべき地域資源がない、あるいは見つからない」
 という地域も多く存在しています。

 こうした地域で活性化に資する活動を行うことは
 不可能のように思えますが、実は地元の人が気づかない地域資源が
 眠っているケースや、一見何の価値もないと思われるものが
 地域資源に化けるという例が意外に多いのです。

  「田舎で働き隊!」や「地域おこし協力隊」といった外部人材が
 地域に入ることによって生まれる効果として一番大きいものが、
 よそものの目線による「気づき」が地域に与える効果です。
 地域の方はよく「何の変哲もない普通の田舎だよ。」
 とおっしゃいますが、よそものの視点から見れば、
 地域では当たり前すぎてその価値を見過ごしているものでも、
 世界に誇れる地域資源だと思えるものが必ず一つは出てきます。
 
 外部の方との交流を通じて、多くの「気づき」を得ながら、
 次の世代を見据えた地域の未来を描いていく作業が、
 持続可能な地域を創っていく第1のステップだと思います。

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 ●持続研の動き(2011年1月~2011年2月)
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 ―― 論文 ――

 ・「タイ国におけるグローバル水産加工業の産業集積
    ―集積地域と集積要因の分析―」
  (大石太郎研究員、有路昌彦顧問、大南絢一研究員)
  『フードシステム研究』Vol.17, No.3, pp.188-193.
   ※多田稔氏・松野功平氏・高原淳志氏(いずれも近畿大学)との共同執筆

 ・「MSC認証水産物に対する消費者選好の分析
    ―京都府産ズワイガニ及びアカガレイを対象として―」
  (大石卓史上級研究員、大南絢一研究員、田村典江主任研究員)
  『フードシステム研究』Vol.17, No.3, pp.260-263.
   ※山崎淳氏(京都府農林水産技術センター海洋センター)との共同執筆

 ―― Web ――

 ・アグロイノベーション戦略研究プログラム報告
  (地域資源マネジメントグループインターン:小川繁幸)
   『あぐろかわら版 第12号(平成23年1月31日発行)』
  [東京農工大学アグロイノベーション高度人材養成センター]
   http://www.tuat.ac.jp/~agroc/img/Kawaraban/Agrokawaraban(12).pdf

 ―― 新聞・雑誌 ――
 
 ・「廃棄物処理法のあるべき姿を考える1.廃棄物収集運搬業の許可制度」
  (環境新聞 2/9)
     ※堀口昌澄主席コンサルタントが廃棄物処理法のあるべき姿や改正案
     について解説する連載記事

 ・「作業効率化に取り組み
   高性能林業機械導入試験 現地検討会に200人」
  (北海道建設新聞 1/25)

 ・「間伐の事例報告 森林整備ワークショップ」
  (農経しんぽう 1/31)
     ※アミタ持続研が実施する広域連携促進対策事業の一貫で開催した
   「森林整備ワークショップ 2011」に関する記事

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 ●おしらせ:「生きものと地域を育む農業セミナー」開催 (3/13)
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  アミタ持続研が実施する「生物多様性向上農業拡大事業」の一環で
 農業と生物多様性の相互に支えあう豊かな関係を各地に
  広めていくことを目的に、関連する活動を行っている方々や
  その関係者を対象としたセミナーを開催します。
  本セミナーでは「農業を通じた食料生産と生物多様性保全の両立」
  をテーマに、その現状や課題についての話題提供を行います。
  また、取組実践者の方々からは、活動状況についてご発表いただきます。
  農業や食、生物多様性に関心のある方であれば、
  どなたでもご参加いただけます。

 皆様の御参加をお待ちしております!

 【日時】
  ・平成23年3月13日(日)13:30~15:30(開場13:00)
 
 【場所】 
    ・ベルサール三田 Room1(東京都港区)

 【プログラム】※一部変更となる場合があります
  ■話題提供/事例発表
   ・農業を通じた食料生産と生物多様性保全 その現状と課題
     (佐渡市役所 渡辺竜五 氏、アミタ持続研 ほか)
   ・取組実践者による事例発表
     (東都生活協同組合、かない米店 金井一浩 氏)
  ■意見交換/パネルディスカッション
  ※取り組み実践者によるパネルや産物等の展示も行います(15:30~16:30)。
 
 【募集定員】
  ・100名(参加費無料)

 ※詳細はこちら↓
 http://www.aise.jp/bd_agri/briefing/

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 ★スタッフ雑記
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 第20回地球環境大賞がこのほど発表され、
 アジアで初めて持続可能な漁業のための国際認証である
 MSC漁業認証を取得された京都府機船底曳網漁業連合会が
 「地球環境大賞第20回記念特別大賞」を受賞されました。
 http://www.fbi-award.jp/eco/jusyou/index.html

 歴代の受賞者に有名な大企業が多く名を連ねる中、
 一次産業の生産者団体が受賞するのは、
 おそらく初めてなのではないでしょうか。

 資源保護に真摯に取り組んで来られ、成果をあげてきた
 京都府底連の関係者の皆さんに敬意を表すとともに、
 このような社会的な評価をきっかけとして、
 食料生産と環境保全の両立に努力をしている
 他の生産者の方々にも励みとなるように、
 そして何より社会的にこのような努力を支えていこうとする
 気運がもっと高まるように、と思います。
 (渡邉薫)
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   株式会社 アミタ持続可能経済研究所
   http://www.aise.jp/
   持続研通信 編集スタッフ : 渡邉薫・小林由紀・久米悦子
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   〒602-8024
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   Tel: 075-255-4526(代表) Fax: 075-255-4527 ――――――――――――――――――――――――――――――
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