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持続研通信 No.65 芙蓉号

ベトナム・カットバ島でみかけたライチの実

<ベトナム・カットバ島でみかけたライチの実>


みなさま、こんにちは。アミタ持続研の島津です。
夏にめっぽう弱い私。この異常な暑さに打ちのめされながらも、夕方のキンと冷えた麦酒に思いを馳せて何とか一日を乗り切る今日この頃です。
みなさまもお疲れを溜め込まれません様、どうぞご自愛くださいませ。

さて今回の持続研通信・芙蓉号は、海外事業の始動や南三陸移転のご報告、アミタグループからのお知らせなどをお届けします。どうぞご一読ください。

ベトナム、パラオでの調査事業、始動

昨年に引き続き、今年度もベトナムのカットバ島とパラオにおいて、島まるごと資源循環モデル事業の実現にむけた調査を開始しました。詳細はこちら




今年も暑い夏になりそうです。
続きは最下部の「スタッフ雑記」をお読みください。


(河野)

南三陸オフィス移転のご報告

これまでも本通信で度々お伝えして参りましたが、南三陸町ではアミタ(株)が官民連携でバイオガス施設を建設しています(2015年秋稼働予定)。この度、バイオガス事業のスムーズな立ち上げ・運営を行うため、同施設内に拠点を移転しました。詳細はこちら

アミタが南三陸に拠点を開設することに決まったのは2012年。
当時は物件の当てが全くなく、現社長の佐藤とトレーラーハウスを購入してそこで寝泊まりしようか、などと言っていた矢先「津波をかぶったところだけどリフォームした物件がある」という情報を聞きつけて即断し、震災から1年後の2012年3月11日、アミタの南三陸の拠点が無事に開設されました。
それ以降お世話になってきた旧事務所。開所以来、毎朝の朝礼では欠かさず黙祷をやってきました。
周辺で多くの方々が亡くなられているため鎮魂の想いを込めて、またこの地で縁あって事業を展開させてもらっている初心を忘れないようにという想いを込めて。
思い出深い場所に感謝しつつ、いよいよバイオガス施設に併設する事務所に移りました。
気持ちも新たに、南三陸第2章の始まりです。

(櫛田)

加賀市立湖北小学校にて出張授業実施


加賀市から受託している「生物多様性の向上を図る環境保全型農業の普及・定着による農業就業者処遇改善業務」の一環として6月下旬、加賀市立湖北小学校5年生を対象に、環境保全型農法による田植えの出張授業を実施しました。
事前に子どもたちから集めた質問事項にも応えつつ(なぜ日本は米が主食で、外国は麦なの?お米の品種は何種類ぐらいあるの?など)主に水田の生物多様性の豊かさと保全の意義について解説をさせていただきました。
田植え実習で植えたのは水稲農林21号。かつて北陸地方でも栽培され、食味の良さで食通からの評価が高かった品種です。
この授業を通じて、子どもたちが自分たちの住む地域や自然環境への理解を深め、誇りと自信を持ってくれれば幸甚です。

後日、子どもたちから寄せられた感想文を御笑覧ください。
感想文集pdf

(本多)

「未来開拓者ラヂオ」に出演

前号でもお伝えしましたが、アミタグループでは4月からラジオ番組「未来開拓者ラヂオ」を制作・放送しています。
放送局:NPO法人京都コミュニティ放送(FM797京都三条ラジオカフェ)
放送日時:毎月第1・3土曜日 10:00~10:20

6月6日にオンエアされた「南三陸から未来開拓 (後編)」では、前編に引き続き、南三陸オフィスの櫛田と、南三陸町で活躍される未来開拓者のみなさん(南三陸町企画課の職員・太齋彰浩さん、地元林業家12代目・佐藤太一さん、地元農家・阿部博之さん)による真剣で軽快な座談会をお送りしています。
前回は「震災から今まで」の話が中心でしたが、後半は「未来」について熱く語っております。ぜひお聴きください。
「南三陸から未来開拓 前編」
「南三陸から未来開拓 後編」

(東)

東北再生「私大ネット36」南三陸スタディツアー参加者募集

東日本大震災後の復興に教育的視点から支援活動を行っていくために発足された「東北再生『私大ネット36』(しだいねっとさんりく)」。
そのプログラムの一環「南三陸スタディツアー」において、今年もアミタ持続研が現地企業として協力します。詳細はこちら

(櫛田)

アミタグループからのお知らせ

< 会長・熊野のそっ啄同時 「消費単位が変われば、時代が変わる」 >
こんな暑い夏の風景も見え方が変わる…かもしれない経済のお話。続きはこちら

< 2016年度新卒「秋採用」スタート >
アミタグループでは2016年度新卒・第2新卒採用(2016年4月入社)の秋採用を開始しました。詳細はこちら

< 東京都美術館展示作品のFSC(R)プロジェクト認証を審査 >
アミタ(株)は東京都美術館で、7月18日(土)~10月4日(日)に開催される企画展「キュッパのびじゅつかん ―みつめて、あつめて、しらべて、ならべて」に展示される作品《bigdatana -たなはもののすみか》に対するFSC(R)プロジェクト認証審査を実施しました。詳細はこちら

スタッフ雑記「あつい」


連日厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしですか。
はじめまして、今年からアミタ持続研の東京に配属になりました河野です。
今年度からベトナムプロジェクトの担当として、さっそく6月末にハイフォン市カットバ島を訪問してきました。ベトナムプロジェクトの詳細はこちら

現地を初めて訪れた感想は一言、とにかく「あつい!」

まず、最高気温が41度まで上がりました!
もし「日本汗かき選手権」があれば(ないと思いますが)結構いいところまで行くと勝手に思っているのですが、文字通り「滝のように」汗をかき、1日にTシャツを2~3枚着替えるあり様でした。


また、カットバ島は観光客が年間130万人以上(2013年現在)訪れる観光地なのですが、日暮れ時に夕涼みがてら出店に行く人や、自転車等の乗り物に乗る人たちで混み合うメイン通りは日本の祭りを思わせるほどの大賑わいで、人と人とのふれ合いを楽しみにする雰囲気がとても懐かしく感じられました。

そんなカットバ島も年々増える観光客に対して環境対策が追いつかず、廃棄物の問題はもちろんのこと、大気汚染や水質汚染のような問題が少しずつ明るみになっています。調査で現地企業はじめホテルやレストラン等の事業者に環境問題の印象を聞くと、こぞって環境問題への対策を求める声や自ら対策に動き出したいという声を聞くことができます。そんなエネルギーがやがて世の中や時代を変えるエネルギーに増幅していくのだろうと改めて思います。

プロジェクト担当としては、微力ながらも現地の人たちが求める包括的な循環モデルづくりのために熱く取り組むとともに、懐かしいものを失わないような社会づくりを冷静にみつめながら協力していきたいと思います。

(河野)