プロジェクト実績

【商品開発・マーケティング】たかしま生きもの田んぼ


地域:滋賀県高島市


水田は、主食であるお米と共に、多くの生きものを育んできました。
その多面的な機能を再認識し、田園の生物環境に配慮したお米作りを通じた「物語」を発信し、付加価値化することが本プロジェクトの短期的な目的です。
一方で、最も重要な「田んぼの生きもの」は、他ならぬ「農家」です。その農家が次世代を育めず高齢化していけば、水田環境も日本の食文化も守れません。
そこで、本プロジェクトは長期的な目的として、トキやコウノトリのような「特別なスター選手」の生きものがいない高島市において、生きものたちとの共生の物語を豊かに育むことで都市生活者との交流を生み、農家の持続可能な経営基盤を構築することを掲げました。
補助金に頼らず、市場からの共感に拠って立つ環境保全型ブランドの確立で、次世代の若者が農業に意欲をもつ地域社会を育んでいきます。

プロジェクトの概要

「ひとつひとつの田んぼがかけがえのない生命のゆりかご」という視点から、本プロジェクトでは個々の農家がそれぞれ耕作する田んぼで生きもの調査を行い、自身が見つけた生きものたちを「自慢の生きもの」として3種以上申請することが義務付けられています。そして、その自慢の生きものたちを豊かに育むための様々な取組みが展開されています。もちろん、価格に見合った「おいしさ」という品質を確保する取り組みも行われています。
このようにして育まれた「たかしま生きもの田んぼ米」は大手デパートの高島屋や首都圏のこだわり米穀店、そして多くのネットユーザーなどから幅広い支持を得ています。その活動の中心は、いまや20代~30代の若者農家たちです。
行政関係者から“高島の奇跡”とも評される本プロジェクトは、持続可能な農業と地域社会を構築するモデルとして、絶えず新たなステージへの挑戦を続けています。

期間:平成17年度~(継続中)
発注者・パートナー:たかしま有機農法研究会、総務省、農林水産省、高島市など

【プラン策定】さがみはら森林ビジョン策定


地域:神奈川県相模原市


本プロジェクトの短期的な目的は、市町村合併により市の森林割合が増えたため、適正な森林整備の体制を構築するとともに、市民の意識・理解を高めることでした。

長期的な目的は、森と人とがかかわりを持つことで、人の手が入らず荒れた森林をいきいきとした森林へ導くことです。

プロジェクトの概要

有識者で構成される策定委員会を設置・運営するだけでなく、市民や地元林業事業者の声を丁寧に聞き、その意見を十分反映したビジョンを策定しました。
市民の方々とともに20年後や50年後の将来像を想定しながら、あるべき姿へ導くためには何が必要かを明らかにしました。
市民が森を知って、使って、身近になって、森と人とがさまざまにかかわり合うことが大切です。そのための基本方針や基本施策、実施計画などをまとめました。

期間:平成21年度~平成22年度・平成24年度 (3年間)
発注者・パートナー:神奈川県相模原市

【害獣駆除・商品開発】イノシシ肉・シカ肉の加工・流通促進


地域:シカ…滋賀県高島市朽木地区
イノシシ…栃木県佐野市


国内の山地に生息するシカやイノシシは、農産物や樹木を 荒らす害獣として問題視されています。
本プロジェクトは、短期的には、害獣の食肉事業化をプロデュースし、駆除するだけではなく地域の貴重な産物として付加価値化することが目的です。
長期的には、鹿肉・猪肉の商品化による地域産業の確立や、生きものと人が同じ空間で持続的に共存できる環境づくりを目的としています。

プロジェクト概要

地域の現場を重視し、シカやイノシシの生態・捕獲・加工・保存・流通の各段階において、満たすべき品質や管理方法の検討・整理を実施しました。
アミタ持続研がもつ幅広いネットワークを活かした販路開拓、各種メディアを通じた情報発信などの支援を展開。同時に、猟師や加工者のトレーニング、経営計画、食育と環境学習を兼ねた都市住民へのアプローチなどもご提案しました。新たな地域産業の確立に向けて、行政、地域住民、猟友会と連携し、都市のジビエ料理店や流通業者の意見も取り入れています。一方で、生きものと人の共存という観点から、野生生物の個体群管理も促進しました。

期間:シカ…平成18年度~平成22年度(5年間)
   イノシシ…平成23年度(1年間)
発注者・パートナー:シカ…滋賀県高島市
          イノシシ…栃木県佐野市 

【流通改善・マーケティング】漁業収益向上支援


地域:新潟県佐渡市


魚価の低迷、水産資源の減少、就業者の高齢化等により低迷する漁業の現状において、市場外流通の開拓・取引の試行を行うことにより収益力向上を目指しました。
漁協は漁業集落における生活基盤であり、経済活動の要でもあります。
現在、7割以上が赤字と言われる漁協の収益力向上は、地域経済の自立のみならず、漁業生産基盤の維持のためにも重要な課題です。

プロジェクトの概要

水産物の種類が豊富な一方で、絶対量がそれほど多くない佐渡の島内市場価格は、水揚量に左右され不安定になりがちです。このためアミタ持続研では、漁業収益を少しでも安定・向上させるための取組みとして、定置網漁業者らと連携し、平成23年度は販路開拓のための営業支援やイベント販売の企画提案・運営のサポート、平成24年度は漁協直売所機能を活用した通販事業の展開支援を中心に実施してきました。その結果、職員・漁業者と消費者との交流の機会が生まれ、飲食店との新たな取引も始まっています。
収益向上には生産から販売まで一貫した改善が不可欠であり、粘り強く取組みを継続しています。

期間:平成23年4月~平成25年3月
発注者・パートナー:佐渡漁業協同組合





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