パラオ共和国|循環スキーム策定事例

エネルギー・資源・食が循環する島まるごと循環計画
パラオ共和国(以下パラオ)はミクロネシアに属する人口約2万人の島しょ国です。観光を主要産業とするこの国では、多様な生物が息づく豊かな海をはじめ、恵まれた観光資源を有する一方で、埋立処分場の逼迫や環境汚染等の社会課題を抱えています。アミタはごみの分別収集などの実証試験を含めた調査を実施し、島まるごとの循環スキームを提案しています。現在は現地コロール州にて計画立案と合意形成に向けた検討・調整を重ねており、同スキームの実現を目指しています。(右図が提案したビジョン概要図です。クリックすると拡大します。)
主な取り組みの経緯
事業フロー | 年度 | 実施概要 |
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地域利活用資源の調査 | 2013 | 環境省からの委託を受け、環境課題の洗い出し等の予備調査を実施 |
計画立案、技術検討及び 現地関係者合意形成 | 2014 | 基礎調査・実証、島まるごと資源循環ビジョン提案、事業化検討 |
2015 | 追加調査・事業化検討、現地関係者との合意形成 | |
2016 | 設計・事業化詳細検討、現地関係者との合意形成 | |
詳細設計・建設・運営 | 2017〜 | 各種仕組みの構築、施設建設・運営サポート(計画) |
主な実施事項
2014年:現地での埋立処分場への搬入量調査

2014年:小型バイオガスプラント製作とデモ

2015年:エネルギー作物ネピアグラスの試験栽培
