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持続研通信 No.56 福寿草号


画像:Some rights reserved by tosa muu

みなさま
 
こんにちは。
持続研通信編集部の本多です。

2005年の創刊時以来の編集デスク復帰ですが現在進行形の持続研の最新レポートをさせて頂きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、本年1号目となる福寿草号は、持続研からのお知らせ、採用情報、オフィス新設、移転情報など盛り沢山な内容です。

是非ご一読下さい。


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   持続研通信 No.56 福寿草号
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                2014/2/3
    株式会社アミタ持続可能経済研究所

-・-・-・- 目  次 -・-・-・-

■ ご挨拶

アミタグループ会長より年初のご挨拶

■ お知らせ

無印良品に取り上げられました

おしあみコラム最終回「ヒトという名の絶滅危惧種」

アミタグループルポ「創資源物語」ダウンロード受付開始

■ 採用情報

持続研、南三陸オフィスで契約社員募集中

アミタグループ新卒採用会社説明会の開催

■ オフィス新設、移転情報

持続研、京北オフィス新設

持続研、京都オフィス移転

■ スタッフ雑記「坂網猟」

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◆アミタグループ会長より年初のご挨拶
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アミタ持続可能経済研究所ならびにアミタホールディングス株式会社の代表取締役会長兼社長の熊野英介のメッセージを2ヶ月に1回、動画やテキストで掲載しています。
http://amita-hd.co.jp/vision/message/


◆無印良品に取り上げられました
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無印良品の「くらしの良品研究所」のコラムでアミタグループが展開している生活残さ(生ごみなど)を活用したバイオマスエネルギー事業が紹介されました。ぜひご一読ください!タイトルは「エネルギーとコミュニティー」です。
http://www.muji.net/lab/living/140115.html


◆おしあみコラム最終回
「ヒトという名の絶滅危惧種」
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「おしえてアミタさん」コーナーで不定期に連載しております「本多清のいまさら聞けない『企業と生物多様性』」シリーズ第2弾「この生きものに注目」の最終回をリリースしました。タイトルはずばり「ヒトという名の絶滅危惧種」です。

そう、日本の自然で一番大切なイキモノは、じつは「ヒト」なのです。そのヒトという名の生きものが、いま存亡の危機に立たされているのです。企業がなすべき生物多様性への戦略はここにこそあります。ぜひご一読を!
http://www.amita-oshiete.jp/column/entry/001904.php


◆アミタグループ新刊ルポ「創資源物語」
 ダウンロード受付開始!
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創資源物語 ~凡人による非凡なる挑戦~
1970年代後半。一人の若者が「無駄なものなどこの世にない」という信念だけを武器に、事業で社会を変える挑戦をはじめた。人々の心理の壁と戦いながら事業を通じて徐々に人々の行動動機を変えていく―。
単なるビジネス書ではない、凡人たちによる非凡な挑戦を描いた人間群像劇です。
http://www.amita-hd.co.jp/books/#e-book03


◆持続研、南三陸オフィスで契約社員募集中
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地域の未活用資源を利活用し、豊かな自然と文化に基づく人間関係の構築を目指す事業開発として、南三陸オフィスの資源循環プロジェクトがいよいよ本格始動します。

地域社会に疲弊をもたらす産業構造から脱却し、豊かな自然や未利用資源を活かした産業を育てることが私たち持続研の使命です。
「自然産業の世紀」を創ってくれる若い力を募集します。
http://www.amita-hd.co.jp/recruit/other.html#project


◆アミタグループ新卒採用会社説明会の開催
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アミタホールディングス株式会社では2015年度卒業予定者を対象に新卒採用説明会を開催します。当日は弊社の代表である熊野が、直接皆さんに事業に対する思いを伝えます。
持続可能社会の実現という未来づくりに興味のある方は是非ご参加ください。
http://www.amita-hd.co.jp/recruit/newgraduate.html

■日時■
京都: 2月26日(水) 10:00~12:30 / 14:00~16:30

東京: 3月3日(月) 10:00~12:30 / 14:00~16:30

■会場■
京都: アミタホールディングス株式会社 京都本社

東京: アミタホールディングス株式会社 東京本店

■詳細・お申込み■
下記リクナビサイトよりお申込みください↓
https://job.rikunabi.com/2015/company/seminar/r912120093/C002/


◆持続研、京北オフィス新設
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1月6日京都府京都市右京区に京北オフィスを開設しました。本拠点は、アミタ持続研が地域の事業者、住民、行政の方々と一緒に持続可能型の地域づくりを目指していく拠点となります。
http://www.amita-hd.co.jp/news/post_1059.html


1月22日に実施した開所式についてはこちら
http://www.amita-hd.co.jp/news/2014122.html


◆持続研、京都オフィス移転
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1月14日にアミタ持続研の京都オフィスは、丸太町の築150年の町屋から烏丸御池の近代的なオフィスビルへ移転しました!これは将来の成長戦略に向けた経営推進体制の強化を目的とした、アミタホールディングスの本社の移転に伴うものです。今後はグループのシナジーを活かした一層の邁進をしてまいります所存です。
http://www.amita-hd.co.jp/news/post_1062.html

新オフィスの所在地と連絡先
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〒604-0847
京都府京都市中京区烏丸通押小路上ル秋野々町535番地

TEL:075‐255‐4526
FAX:075‐255‐4527
※電話とファックスは旧オフィスと同じです
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スタッフ雑記「坂網猟」
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ヒュヒュヒュヒュ・・・という風切り音を立てて、マガモの一群が夕闇の帳が訪れた鴨池から近づいてきます。無言で網を構えていた猟師が瞬時の判断でタイミングをはかり、手網を頭上の真上の空高くへと振り投げます。

ここ、石川県加賀市の片野鴨池は貴重な渡り鳥の保護地としてラムサール登録湿地となっている一方で、江戸時代から続く伝統的な狩猟である「坂網猟」の舞台でもあります。
マガンやオオヒシクイ、コハクチョウといった大型の水鳥のほか、マガモをはじめとする様々なカモ類もここを越冬地として利用しています。
なかでも特筆すべき存在のカモは、環境省が絶滅危惧種に指定しているトモエガモ。片野鴨池はトモエガモの国内最大の越冬地でもあるのです。

かつてトモエガモは国内で越冬するカモ類の中で最も数が多かった種とも言われており、また数多くの種類があるカモ類の中で「最も美味しいカモ」であることから「味がも」の名で呼ばれていたこともありました。

「子供の頃から猟の手伝いに駆り出されたけど、アジガモが網にかかると嬉しかったね。マガモやコガモも旨いけど、アジガモはもう一段、旨いカモやったな」
ベテラン猟師さんが懐かしそうに語ります。もちろん、今は保護鳥なのでトモエガモを食べることはできません。

でも、保護活動のために渡りのルートを解明する調査の際は、電波発信機を取り付けるためトモエガモを生け捕りにする必要がありました。その際に活躍したのが、この坂網猟だったのです。
長年の匠の技をもって音もなくカモを捕える坂網猟は、鴨池をねぐらとする多くの水鳥を不安にさせることなく、また乱獲をすることもなく、大切な自然の恵みの保護と利活用を両立できる伝統的な知恵と技の結晶として、国際的にも高く評価されています。

いつの日か、カモの中で「最も美味しいアジガモ」を、再び地域の人々が恵みとできる日が復活できたらといいな、と思いながら片野鴨池を後にしました。
そのときには私もぜひご相伴にあずかりたいという下心は、はい、もちろんございます。

(本多 清)