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持続研通信 No.64 紫陽花号

定植したばかりのトウキ苗

<定植したばかりのトウキ苗>


みなさま、こんにちは。アミタ持続研の島津です。
夏らしい日差しが感じられる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
今回の持続研通信・紫陽花号は、南三陸からの液肥散布の報告や、薬草・トウキ栽培の進捗報告、アミタグループからのお知らせなどをお届けします。

南三陸町で公開液肥散布/散布車お披露目

2013年から南三陸町で試験的に実施してきた液肥散布。
この秋竣工予定の町のバイオガス施設で、いよいよ本格的にメタン発酵液肥が製造されます。
それに先駆け、専用の液肥散布車での公開液肥散布会が行われました。

液肥散布車のタンクには、遠くからでも目を引くデコレーションが施されました。


散布車の所有者であり、液肥の運搬と散布を引き受けていただいている山藤運輸さんらの発案と、地元の方々のデザイン協力で可愛らしいものに仕上がっています。

詳細はこちら

町で出た廃棄物を再資源化してまた町で使う。
生活に直接関わることなので、まさに「循環」のかたちが目に見えるしくみですね。

(櫛田)

「未来開拓者ラヂオ」に出演

アミタグループでは4月からラジオ番組「未来開拓者ラヂオ」を制作・放送しています。

放送局:NPO法人京都コミュニティ放送(FM797京都三条ラジオカフェ)
放送日時:毎月第1・3土曜日 10:00~10:20

5月16日にオンエアされた「南三陸から未来開拓 (前編)」では、南三陸オフィスの櫛田と、南三陸町で活躍される未来開拓者のみなさん(南三陸町企画課の職員・太齋彰浩さん、地元林業家12代目・佐藤太一さん、地元農家・阿部博之さん)が3.11の記憶やこれからの町のあり方などを真剣に、かつ軽快にお届けしています。
みなさん自然体でお話しされているので、まるで自分もその場に居合わせて会話を聞いているかのような臨場感があります。

ぜひこちらからお聴きください。

次回「南三陸から未来開拓 (後編)」は6月6日(土)の放送です。
お楽しみに!

(東)

環境自治体会議いこま会議 分科会に参加


5月22日に奈良県生駒市で開催された「第23回環境自治体会議いこま会議」の「分科会9:廃棄物・資源循環」に話題提供者として参加しました。
宮城県南三陸町で実践中の「官民連携(PPP)によるバイオガス技術を用いた生ごみ等の地域内循環」というテーマで、具体的には、バイオガス事業を開始するまでの経緯、同町バイオマス産業都市構想の概要や特徴、生ごみの分別回収方法の概要などをお話しました。
その後、廃棄物の減量(特に生ごみの減量)のためにはどのような創意工夫があるのかを、他発表者や参加者と共に意見交換しました。

環境自治体会議とは、環境政策に積極的に取り組んでいる全国の自治体で構成されており、自治体や団体間の情報共有などを通じて環境政策を推進するために開催されています。

(角新)

採用情報 南三陸での製造スタッフ

アミタグループでは南三陸のバイオガス施設の運営に携わっていただくスタッフを募集しています。
私たちと一緒に本気で持続可能な未来を開拓しませんか?
詳細はこちら

この他にも京都、東京、姫路等で募集しています。募集要項はそれぞれ下記をご覧ください。

(浦田)

アミタグループからのお知らせ

< 会長・熊野のそっ啄同時 >
「しごと」という活動には「くらし」「つとめ」「かせぎ」という多面的な意味があるようです。続きはこちら

< 年次報告書「アミタの価値のつくりかた」発行 >
アミタグループの事業ビジョン、事業が与える社会的インパクト、実績、各事業の今後の計画等、アミタの動きをわかりやすくまとめました。

<活動履歴スライドショー リニューアル >
時代のニーズを形にしながら、35年以上にわたり持続可能社会の実現に向けて事業を展開してきたアミタグループの歴史を、スライドショー動画でご紹介しています。

< CSRJAPAN Analytics 提供開始 >
アミタ(株)は、レポート・イベントのアクセスデータ集計、ランキング確認などができる有料サービス「CSRJAPAN Analytics」を開始します。

< 新潟市で地上資源製造施設を開所 >
アミタ(株)は、新潟の富士運輸株式会社とコンサルティング契約を締結し、2015年初夏を目途に、アミタの技術を活用したリサイクル施設「アミタ地上資源製造パートナーズ 富士運輸(株)再生資源工場」を新潟市にて開所します。">「アミタの価値のつくりかた」発行 >
アミタグループの事業ビジョン、事業が与える社会的インパクト、実績、各事業の今後の計画等、アミタの動きをわかりやすくまとめました。

スタッフ雑記

皆様こんにちは。アミタ持続研の松本です。
猛暑の予感が漂う初夏の候、如何お過ごしでしょうか。


今年も多くの関係者の協力のもと、南三陸で4年目の栽培となる薬草トウキ(当帰)の定植を終えました。
京都・京北地域でも昨年の試験栽培を経て、南三陸同様、本格的に栽培がはじまっています。
既に栽培技術が確立しているとはいえ、生育状況や収量が天候に大きく左右されるので収穫まで油断はできません。

また、夏場の雑草管理は経験した人にしかわからない重労働です。生命力豊かな雑草は、抜いても刈っても次から次へと容赦なく生えてきます。
これまで圃場の雑草管理は生産者の労力に頼ってきましたが、今年から畝間(うねま)に防草シートを張り、株元に籾殻(もみがら)マルチを施すことで、雑草管理に要する作業量の削減を図っています。日々の管理を請け負ってくれている農家の皆さんの苦労が、少しでも軽減される事を期待していますが、南三陸では防草シートが設置直後に強風にあおられ剥がれてしまうアクシデントがありました。急遽、持続研スタッフが防草シートを抑えるための土嚢袋づくりに参戦し、何とか急場をしのぎましたが、改めて自然相手の農業の難しさを感じました。

こうした様々な過去の経験を積み、着実に栽培管理技術を向上させ、それを翌年以降にしっかり繋いでいくことで南三陸と京北での薬草産地化を目指します。

トウキについての詳細はこちら

(松本)