2015年秋に宮城県南三陸町内に竣工予定のバイオガス施設から製造されるメタン発酵液肥について、専用の液肥散布車での公開液肥散布会を南三陸町入谷地区にて実施します。

リリース

アミタホールディングス(株) (本社:京都市中京区 代表取締役会長兼社長:熊野 英介)の事業会社であるアミタ株式会社(以下、アミタ)は、2015年秋に予定している宮城県南三陸町でのバイオガス事業開始に先立ち、同町での液肥普及のための散布業務を本格化します。液肥とは、バイオガス生成過程から出る副産物で、肥料として田畑に散布します。アミタは、同町より液肥普及業務を委託されており、4月から本格的に啓発・散布活動を実施しています。 ※液肥散布は、アミタの事業パートナーである地元企業の(有)山藤運輸が実施します。

液肥散布業務について

業務名平成27年度液肥普及活動事業業務委託
業務場所南三陸町全域
履行期間平成27年4月1日から平成28年3月31日
事業主体南三陸町
運営主体アミタ株式会社
散布期間2015年4月から12月末
事業内容液肥利用の促進のための各種活動(散布・配布・勉強会・告知活動など)
散布量年間150tを予定
備考南三陸町のバイオガス施設で生産された液肥の利用は2016年より、年間約2,000tを予定。

液肥散布作業のご取材について

4月23日(木)13時30分より、南三陸町入谷地区内において液肥散布の模様を報道各社に公開いたします。より多くの方々に本取り組みの趣旨をご理解頂きたく、散布の模様をぜひご取材ください。
当日は、アミタグループ社員、液肥散布依頼者である地元農家、液肥散布車を運転する地元企業の山藤運輸のスタッフなど、関係者が一同に会します。散布の模様だけでなく、事業背景、復興に関する取り組みなどもご取材いただけます。
※天候の都合により中止となる場合があります。

ご取材いただける場合は、4月22日(水)までに下記連絡先までお問い合わせください。

【取材受付】
アミタホールディングス株式会社 共感資本チーム 前田・藤本
[TEL]075-277-0795
[E-mail]press@amita-net.co.jp

液肥について

町内で排出された生ごみ等の原料からバイオガスを取り出した後に残る、液状の副産物です。この液肥は窒素やカリウムなどの肥料成分を含んでいるので、有機質肥料として利用することができ、国が定めた公定規格(肥料登録)により品質が保証されます。

バイオガス事業の概要と液肥利用による資源循環のしくみ


南三陸町の住宅や店舗から排出される生ごみやし尿汚泥など、有機系廃棄物を発酵処理し、バイオガスと液体肥料(以下液肥)を生成します。バイオガスは、発電に用いるなど、施設内で利用し、液肥は肥料として農地に散布します。この事業により、これまで廃棄物として処理されていた生ごみが、地産池消のエネルギー・資源として地域内で循環します。また、バイオガス施設は地産池消のエネルギー循環の起点となるため、大規模災害が発生した際のエネルギー供給源(電気・熱)としても利用できます。

過去の参考リリース

アミタグループでは東日本大震災以降、宮城県南三陸町の震災復興に本業で貢献するため、持続可能な包括的資源循環システムの地域デザインを同町とともに実施し続けており、現在では、日本国内でのノウハウを活用してパラオ・ベトナム(カットバ島)などでも地域の包括的資源循環システム構築のための調査を実施しています。今後もアミタは国内外の地域を資源循環モデルにデザインする一助となり、持続可能社会の形成に寄与していきます。

アミタの提供サービス

アミタは、35年以上にわたり産業廃棄物の100%リサイクルサービスを提供しており、自社製造所におけるリサイクル資源生産量は、2014年度実績で約14万t、全国300事業所以上のリサイクル事業者とのネットワークを活かした取扱量(リサイクル支援量)は約60万tに上ります。また、これらリサイクルビジネスの経験を活用した廃棄物管理に関するリスク診断、社員研修等のコンサルティングサービスや環境戦略支援等を実施しており、2014年度からは企業の環境業務を請け負うアウトソーシングサービスも提供しています。
【アミタホールディングス(株):資本金474,920,000円(東証JASDAQ市場上場:2195)】

広報へのお問い合わせ

アミタホールディングス株式会社 経営戦略グループ 共感資本チーム 担当:前田・藤本
電話:075-277-0795(直通)  /  メール: press@amita-net.co.jp
ファックス: 075-255-4527   / URL: http://www.amita-hd.co.jp/