ご提供サービス

MEGURU STATION®


地域と企業の課題を統合解決する互助共助型資源回収ステーション

地域の抱える4大課題「人口減少・雇用縮小・少子高齢化・社会保障費の増大」や、資源枯渇などの地球環境問題が深刻化する中、持続可能な地域づくりの必要性が高まっています。アミタグループはこれらの課題を統合的に解決し、経済と環境が両立する社会の最適解を導くソリューションとして、互助共助コミュニティ型資源回収ステーション「MEGURU STATION®」を開発しています。「MEGURU STATION®」は、コミュニティ醸成機能と地域資源の循環促進機能を融合した、多様な人々が集う拠点です。



MEGURU STATION®の提供価値

MEGURU STATION®の提供価値には、互助共助コミュニティと資源循環機能があり、
自治体、住民、企業それぞれに対してメリットがあります。

互助共助コミュニティ



子育て・見守り支援



高齢者の見守り支援
世代間交流



地域特産品の販売
新商品モニターなど



もたらす効果


社会保障・福祉費の削減
医療介護・孤独対策・子育て・
見守り支援費



安心できる居場所の確保
社会的関係性欲求の充足&
互助共助関係の創出



消費動向・資源情報の活用
資源および商品の、
需要と供給の最適化


資源循環機能



家庭ごみの分別回収



リユース市
ゼロ円ショップなど



メーカーによる
使用済み製品回収



もたらす効果


環境コストの削減
廃棄物の収集運搬費用・
焼却埋立費用等



よりエコで快適な
生活&環境意識向上

いつでもごみ出し可能、
暮らしのエコ化



事業のCE化&
調達リスクの低減

自社製品回収による再利用、
域内資源調達


MEGURU STATION®「兵庫県神戸市」



アミタは兵庫県神戸市とともに、同市長田区内のふたば学舎(廃校となった小学校を活用した神戸市民の地域活動の拠点)に「プラスチック資源に特化した資源回収ステーション」を設置し、プラスチックの再資源化率の向上と互助・共助のコミュニティづくりに取り組んでいます。アミタでは本取り組みをMEGURU STATION®の都市型モデルと位置付けており、都市部におけるニーズおよび必要機能の検証、運用面での知見等を得ています。



2022年には、同市内2か所目として中央区コミスタこうべ(神戸市生涯学習支援センター)に、「あづま資源回収ステーション」を設置しました。回収する資源は品目ごとにどのような製品にリサイクルされるのか明示し、利用時間内はいつでも持込可能・無料で、指定ごみ袋も不要の資源回収ステーションです。1階には木製廃材を活用し、資源回収を行う「GURUGURU(グルグル)」、2階には資源出しをきっかけとしたコミュニケーションの場「交流スペース」を設置しました。



リサイクルについて


神戸市のMEGURU STATION®では、住民からプラスチック資源を回収しており、再資源化を行っています。ペットボトルキャップ、透明CD・DVDケース、プラスチック製バケツ・洗面器等は、本取り組みの連携企業である株式会社パンテックにてペレットに加工し、三井化学株式会社の協力により2基のリサイクルベンチを作り上げました。設置直後から、ステーションを訪れる住民の方々がベンチに腰掛け、憩いのひと時を過ごしています。ふたば学舎におけるリサイクル詳細はこちらをご覧ください。

また、ジャパン・サーキュラー・エコノミー・パートナシップ(J-CEP)のハブラシ回収・再生プロジェクトのもと、本ステーションで分別回収された使用済み歯ブラシが定規へと再生されました。ステーションを利用される方向けに、定規を使った自由工作ワークショップも開催され、「資源回収への協力が目に見えて返ってくると、協力したくなる」等の声もありました。
本取り組みについての詳細はこちらをご覧ください。




MEGURU STATION®「福岡県大刀洗町」


アミタと福岡県大刀洗町は、大刀洗町ふれあいセンターの一角に「MEGURU STATION®」を設置し、3R+C活動の推進に向けた社会実験を開始しました。地域モニターや運営ボランティアの方々と協力し、住民の方にごみの分別や生ごみのリサイクルを行っていただき、地域コミュニティ活動の活性化及びごみの減量化に取り組んでいます。また、アミタが独自開発した小型バイオガス装置「スマート・コミュニティ・バイオ」を設置し、住民が持ち込んだ生ごみから液体肥料とバイオガスを生成しています。



「スマート・コミュニティ・バイオ」の利用方法



地域の人々の反応

2022年1月から本実証を開始し、当初想定していたモニター数(同町本郷校区在住の100世帯)を超える、330名の方に登録いただきました。



MEGURU STATION®「宮城県南三陸町」


2018年10月から約2カ月間、アミタ(株)、NECソリューションイノベータ(株) 、宮城県南三陸町の地元企業4社と共に、町内の一般ごみの100%資源化およびそれを通じたコミュニティの活性化を目指した実証を行いました。


地域の人々の反応



MEGURU STATION®(こみすて)「奈良県生駒市」



宮城県南三陸町での実証後、アミタは2019年12月から2か月間、奈良県生駒市の委託事業としてNECソリューションイノベータ(株)と共同で、統合的な地域課題の解決と、全市民が当事者となる持続可能なまちづくりを目指して実証を実施しました。本実証の成果を受け、2020年12月に同市萩の台住宅地自治会の運営によって常設されました。


地域の人々の反応



実証実験のレポートはこちらをご覧ください。


MEGURU STATION®のもたらす効果

2020年11月アミタと千葉大学予防医学センターは、生駒市版MEGURU STATION® (こみすて)における予防介護効果、社会保障費の削減効果を検証しました。共同研究の結果、MEGURU STATION®の利用者は非利用者に比べ、健康への意識や幸福感が1~3割増加し、要介護リスク得点が低く、6年間の累積介護費用約920万円の抑制に相当すると推定されました。

▼繰り返し横断データ(設置前・6ヶ月後・1年後)からみた要支援・要介護リスク得点(※1)の推移



※1 全国版「要支援・要介護リスク評価尺度」(Tsuji T. et al., 2018)をもとに算出。点数が高いほど要介護リスクが高い。
※2 Saito M et al., Differences in cumulative long-term care costs by community activities and employment: A prospective follow-up study of older Japanese adults. Int J Environ Res Public Health.2021
(グラフ画像:千葉大学予防医学センター作成報告書より抜粋)

共同研究の結果についてはこちらをご覧ください。
生駒市版MEGURU SATION®についてはこちらをご覧ください。