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持続研通信 No.52 紫陽花号


画像:Some rights reserved by Llama 08

皆様
 

こんにちは。
持続研通信編集部の纐纈(こうけつ)です。
私は初鰹のタタキや筍の炊込みご飯など旬の味を堪能していたのですが、最近やっかいな風邪をひいてしまいました。
皆様はお元気でお過ごしでしょうか。

青葉の季節が過ぎ去り、京都では本当に梅雨らしい天候が続いています。
田んぼには水が入り、田植えの真っ最中である地域も多いかと思います。京都市郊外の水田ではカエルの大合唱が始まり、軒下ではヤモリが顔を出すようになりました。

今回の持続研通信・紫陽花(あじさい)号では、今年3月11日に発行された電子書籍(無料)のご感想、トウキ入入浴剤の発売、南三陸でのササニシキ栽培、液肥配布についてご紹介します。
その他にも、アミタグループの採用情報、ホームページ改訂・開設のお知らせがあります。
また、スタッフ雑記ではこの時季の風物詩「蛍」についてふれていますので是非ご一読下さい。



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    持続研通信 ~ 13.06.03 ~ No.52 紫陽花号
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              株式会社 アミタ持続可能経済研究所
―・―目次―・―

●お知らせ  : ルポタージュ『未来をつなぐ人間物語』に寄せられた感想のご紹介

       : 薬草・トウキ入浴剤がオンラインストアで発売されました

       : 今年も有機ササニシキの栽培始まりました【 南三陸 】

       : ゴミ分別試験 ~無料液肥タンク設置~ 【 南三陸 】
   
       : アミタのホームページが新しくなりました

●募 集   : アミタグループ採用情報 (中途採用・その他採用)

●スタッフ雑記 「ヒメボタル(姫蛍、Hotaria parvula)」

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 ●南三陸を舞台にしたルポタージュ
 『未来をつなぐ人間物語』に寄せられた感想のご紹介
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 東日本大震災から3年目を迎える2013/3/11に、
 アミタグループは2冊の電子書籍(PDF版)を無料で発行し
 5月を過ぎてもさらにお申し込みが続いております。

 株式会社アミタ持続可能経済研究所が発行した、
 『未来をつなぐ人間物語』の感想を少しご紹介させていただきます。


 ■会社員 男性(40 代)
 全てを失った後に機能したものは、かつてはマイノリティとして押しやられた
 世界だった。”震災の本”として読み始めましたが、もっと大きな問題提起でした。

 「持続可能な循環型社会モデル」とは何か。
 「市場型社会」と「自給型社会」の進化形とは?

 「生活弱者」とされていた方々も価値の提供者となり、本当の意味で
 互助・共助・自助が成り立つ世界。単なる懐古趣味ではなく、かつての
 ムラ社会が進化・深化したヒトが主役の社会の実現に向けて、微力ながら
 一人称で行動していきたいと強く想いました。」



 ▼お申込み、その他の感想、著者による書籍紹介等は下記をご覧ください
 http://www.amita-hd.co.jp/books/?utm=aise201304



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 ●薬草・トウキ入浴剤がオンラインストアで発売されました
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 このたび、アミタプロデュースで栽培した南三陸産トウキ(根)の入った
 入浴剤が「らでぃっしゅぼーやオンラインストア」にて発売されました。
 南三陸町で被災した女性グループや障がい者の方々が心をこめて育てたトウキ。
 そのトウキの根をはじめとする、厳選した9種類の生薬天然成分をブレンドして
 自然派入浴剤ができました。
 オンライン会員登録すればどなたでもご購入いただけます。
 どうぞご利用ください。

 - 商品説明 -
 清心丹の生薬入浴剤 清癒湯(せいゆとう)
 ¥2,940 (30g×8包)


 日々の疲れを癒し、健康管理にお役立てください。
 ▼詳細はこちら
 //www.aise.jp/product/?utm=aise201304


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 ●今年も有機ササニシキの栽培始まりました【 南三陸 】
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 昨年、東日本大震災の被災地で始まったササニシキの有機栽培が、
 今年も規模を拡大して始まっています。去年の見事な実りを見届けて
 新たに参入を決意された農家の方も加わり、面積は倍以上に拡大しています。

 今年は例年になく5月の気温が低かったため、苗の生長が遅かったことや、
 田植前に有害雑草を発芽させる行程で思ったように発芽しなかったりと
 心配させられましたが、5月下旬になってから気温も一定程度回復した
 おかげで作業も順調に進んでいます。6月はじめにはいよいよ田植です。
 今年の目標は昨年の反あたり7俵を超える安定収量を確保すること。
 未来への可能性をかけた真剣勝負が続きます。



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 ●ゴミ分別試験 ~無料液肥タンク設置~【 南三陸 】
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 南三陸でのゴミ分別試験で出来た液肥を地域に還元するために、ゴミ分別時に
 ご協力いただいた南三陸の旭ヶ丘団地に無料配布用タンクを設置しました。
 生ゴミなどの有機物を発酵させることで得られる液体の肥料は、
 家庭菜園はもちろん、田畑の肥料として活用できます。

 タンク設置後、1,000リットルの液肥が1週間で即終了という結果になり、
 「自分達が分別した生ゴミがまた、自分の所に液肥になって帰ってくる仕組みが
 とてもいい」と地元からの嬉しい声を多く頂きました。
 現在、旭ヶ丘団地では約200世帯が居住され、分別試験には約80世帯にご協力
 して頂きました。

 これからも持続研は地域の未利用資源を、地域と共に少しづつ形にしていきます。


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 ●アミタのホームページが新しくなりました
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 アミタホールディングス株式会社では、2013年5月21日に、弊社ウェブサイト
 を改訂するとともに、事業会社であるアミタ株式会社のウェブサイトを開設
 しましたので、お知らせいたします。

 <アミタグループが目指すもの>
 アミタグループが社会課題の解決のために描いているビジョン、経営方針、
 グループ事業の概要等をまとめています。

 <採用情報>
 アミタグループの求める人材像、人材育成方針、社風等、アミタグループへの
 「合流」を希望くださっている方向けの情報をまとめました。


 5月21日以降の両ウェブサイトのURLは以下のとおりです。


 ▼アミタホールディングス株式会社
 http://www.amita-hd.co.jp/?utm=aise201304
 
 ▼アミタ株式会社
 http://www.amita-net.co.jp/?utm=aise201304 



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 ●アミタグループ採用情報 (中途採用・その他採用)
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 アミタグループはグループ全体で採用活動を実施しており、入社後、
 以下の会社間の異動がありえます。事業拡大に伴い、全国転勤が可能な
 方を積極的に採用しています。

 <アミタグループ>
 アミタホールディングス株式会社
 アミタ株式会社
 株式会社アミタ持続可能経済研究所
 株式会社アミタ環境認証研究所


 以下の通り、経理、事務など複数の採用予定がございますので
 是非ともご応募下さい。


 <中途採用>
 経理・財務    (東京都)
 製造系事務    (福岡県)

 <その他の採用>
 現場作業スタッフ(有期契約)(茨城県)


 ▼詳細は下記をご覧ください
 http://www.amita-hd.co.jp/recruit/?utm=aise201304



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 ●スタッフ雑記 「ヒメボタル(姫蛍、Hotaria parvula)」
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 皆さんは「ヒメボタル」という蛍をご存知でしょうか。

 大きくてゆっくり光るゲンジボタル。ゲンジボタルよりも
 ひとまわり小さく、小刻みに光るヘイケボタル。どちらも
 皆さんお馴染みのホタルかと思います。
 そして、ゲンジはカワニナ、ヘイケはモノアラガイ、と
 どちらの幼虫も水生の巻貝を捕食することを知っている方も
 多いのではないでしょうか。
 
 このヒメボタルは幼虫時が陸生で、陸上のカタツムリや
 キセルガイなどを捕食します。生息環境も林地や草地なので、
 私たちが考えているいわゆる「ホタルの生息地=小川」の
 イメージとは少し変わってくるかもしれませんが、陸生の貝も
 湿潤な環境を好むので、やはりヒメボタルがみられるのは
 水辺に近いところになります。

 梅雨入り時期の羽化直後にはかなり強く、明瞭に発光する
 はずですので、機会のある方は是非とも探してみてください。
 観察できる場所、時間帯などは地域や天候によってある程度の
 パターンがみえてくるはずですので、私も近所の観察スポットを
 発掘してみようと思います。

 山奥の紫陽花に集まったカタツムリと、その周りを乱舞する
 ヒメボタル。そんな光景を眺めながら、高温多湿の中で
 おいしいビールをキュッと一口いきたいところです。


 (纐纈 渉)